「ノーパンツ・デー」今年もニューヨークはじめ世界60都市で開催(出典:https://www.theguardian.com)

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2002年に米ニューヨークの「Improv Everywhere(インプロヴ・エヴリウェア)」というコメディパフォーマンス集団の企画がきっかけとなった「ノーパンツ・デー」。ちょうど1年前もテックインサイトからお伝えしたが、当時はわずか7人から始まったイベントが現在は25か国60都市で行われるようになっているという。今年も8日に世界各地で開催され、『The Guardian』ら複数のメディアが伝えている。

「ノーパンツ・デー」と聞くとギョッとしてしまうが、この“パンツ”はズボンのことである。今や世界的に恒例のイベントとして定着しつつあるが、参加者はズボンやスカートをはかずに地下鉄に乗車するだけで、それ以外は誰もがごく普通に振る舞うというのが基本ルールになっているようだ。

イベント管理者の一人であるジェシー・グッドさんは「普段、ニューヨーカーたちは地下鉄内で新聞を読んだり、スマホの画面に夢中になったりして下ばかり向いています。だからいつもと少し違うことをして、視線を上向きにしてもらおうというのが目的です」と話している。

アメリカではニューヨーク以外に、ボストンやフィラデルフィアなど各地で「ノーパンツ・デー」が行われた。特にフィラデルフィアではランドリーデリバリーサービス会社がスポンサーとなっており、参加者に余分に所有しているズボンや服を慈善団体に寄付してもらうように呼び掛けたそうだ。

この「ノーパンツ・デー」の参加者はあくまでも自由なので毎年参加している人、全く興味ない人に分かれている。今年で3回目の参加となるピーター・サエズさんはこう語っている。

「僕たちがしていることを理解できない人たちは、まるで悪いことをしているかのように見てきます。でも僕たちはただ楽しんでやっているだけなんです。」

また、別の参加者トニー・カーターさんも「こんなに大勢の人の前でズボンを脱ぐなんていう機会はめったにあるものじゃないわ。ニューヨークの街を楽しませているという気分になるわね」と水玉模様のボクサーショーツを見せて意気揚々と話す。

中国からニューヨークにやって来たという留学生のウェイウェイさんは、周りの人たちがズボンを脱ぐ行為に興味津々なものの、参加する勇気はまだないようだ。しかしオーストラリアから夫と息子2人を連れて地下鉄に乗車したアンジェラ・バンシロンさんは「楽しそうね。ここはニューヨークだから、私たちも楽しむべきよ」と乗り気な姿勢を見せていた。

このイベントはベルリンやプラハ、ワルシャワ、ロンドンでも恒例となっているが、今年はロンドンの地下鉄が8日午後6時から全面的に24時間ストライキを起こしており、例年のように「ノーパンツ・デー」を楽しむ人にとっては残念な状況となってしまった。それでも英紙『The Telegraph』によると、数百人の参加者があったそうだ。

出典:https://www.theguardian.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)