しまった!となる前に

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日本では今、結婚した約3組に1組のカップルが離婚すると言われています。もちろんその背景にはたくさんの事情があってそれぞれが苦しんだ結果なのですが、離婚に至った後も「問題解決!」というワケにはいかないのが現状。特に子どもがいる場合は、問題が深刻化することが多いようです。

10代〜60代のシングルマザーを対象に、離婚後の生活に関する調査をしました。

働いても働いても...シンママ家庭の貧困地獄

まず、「母子家庭で一番大変だと思う事」を聞いてみると、断トツは「生活費」で44%でした。次に「子供のこと」36%、「仕事」9%、「自分の精神的な部分」7%、「老後の心配」4%と続きます。

やはり、おカネの問題は離婚した女性にとっては最たる懸案事項です。特に、シングルマザー家庭の貧困問題は深刻です。ひとり親家庭の相対的貧困率は2012年の時点で54.6%にまで上り(平成25年国民生活基礎調査より)、大人が2人以上いる世帯の相対的貧困率が12.4%であることに比べると、その高さがわかります。

母子家庭の就労による収入は平均181万円。これは子どもがいる他の世帯に比べて400万円低く、その5割以上が非正規雇用です。仕事を掛け持ちして暮らしている人も少なくありませんが、働いても働いても豊かになれないという状況が圧倒的に多いのです。

「元夫に経済力がない」という現実

でも、教育費をもらっている人はたったの26%。「もらっていない」54%、「途中で支払われなくなった」20%と7割以上の人が教育費をもらっていない現状があります。

教育費を貰わない理由として「元夫に経済力がない」39%、「元夫と関わりたくない」34%、「子供に会わせたくない」13%、「請求の仕方を知らずに流されてしまった」14%。約半数近くがおカネの問題より、元夫ときっぱり縁を切りたいという気持ちがあることが分かります。

「途中で支払われなくなった理由」については、約5割の人が公正証書をかわしていないために何も言えず、そのままになってしまっている現状があることが分かりました。

どんなに切羽詰まっていても、正式な書類を交わし、離婚後の生活を守る事はとても大事です。子どもになるべくつらい思いをさせないためにも、そこはしっかりしておきたいですね。

調査はリングオフが2016年12月30日、10代〜60代のシングルマザー191人を対象にインターネットで。