今年は日本アニメ生誕100周年だそうだ。
ということで、「人気声優200人が本気で選んだ声優総選挙」
プロの声優の方々が本気で投票したという声優約6300人から頂点が選ばれる。

テレ朝が最近推してる「総選挙」シリーズ。前回の「お菓子総選挙」に続くシリーズとなる。
華やかな会場には、レジェンドクラスから期待のホープまで、人気声優の方々が大集結。

ルールは、おのおのが選ぶスゴイと思う声優を採点投票 
1位 10ポイント
2位 5ポイント
3位 1ポイント で集計。

順位で追って見ていこう。

キャラを作るのはハートだよ


25位 島本須美 「風の谷のナウシカ」(ナウシカ)「カリオストロの城」(クラリス)「小公女セーラ」(セーラ)「永遠のヒロイン像」
・クラリス「いいえ、あの方は何も盗らなかった、私のために戦って下さったんです。(〜あなたの心です)はい!」→この「はい!」は心から素直に言いたくて、元気すぎず嬉しすぎずちょっと控えめに言った。
・ナウシカの腐海マスクは紙コップをつけて録った。よくやる手段らしい。
・息遣いだけや吐息だけでセーラの喜怒哀楽を再現する島本は、まるでダウンタウンの「あ」研究家のようだ。


同率25位 平田広明 「ワンピース」(サンジ)「宇宙兄弟」(南波六太)《ジョニー・デップの吹替多数》
サンジの声で「里奈ちゃん」と呼ばれ、喜ぶ乃木坂・生駒里奈。

24位 三ツ矢雄二 「タッチ」(上杉達也)「キテレツ大百科」(トンガリ)
・好きという気持ちを、和也に気をつかって出さないようにして「南」の言葉に力が入りにすぎないよう、意味をこめすぎず演じた。
・トンガリを演じる際に野沢雅子に相談「雄二、声じゃないからね、キャラを作るのはハートだよ」と助言をいただいた過去が。怪物くんの声で言われたい。
・トンガリはさほど登場するキャラではなかったが声のインパクトで準レギュラーに。


23位 肝付兼太「ドラえもん」(先代のスネ夫)「銀河鉄道999」(車掌)「怪物くん」(ドラキュラ)「おそ松くん」(イヤミ)
大昔の「日テレ版ドラえもん」では実はジャイアンをやってます。
・『のび太のクセに生意気だ』はアドリブから。

22位 神谷明「キン肉マン」(キン肉スグル)「北斗の拳」(ケンシロウ)「シティハンター」(冴羽僚←正しくはケモノへん)
)「ゲッターロボ」(流竜馬)「勇者ライディーン」(ひびき洸)
・古希(70歳)のお祝い中、都内の居酒屋から中継。スタジオの古川登志夫とケンシロウとシンで夢の会話。「久しぶりだなケンシロウ」「シンお前に会うために地獄の底から這い上がってきたぜ」「もう古希になったのか?」「七つの胸の傷を…」「お前の方が…」「…10倍にしてやろう」「およよよ」「それは痛いから…」「あたたたた」せっかくの30年ぶりの対決なのに中継のせいなのか、声が被りまくりむちゃくちゃに。神谷の壊れ方はたぶん酒のせい。

21位 日高のり子「タッチ」(浅倉南)「となりのトトロ」(さつき)
「何年たってもかわらぬ美少女声」「同性でもときめく」
この人は見事に変わらない。声の張りや、特に質感が、全く当時のままなのがすごい。
・三ツ矢(達也)「31年たった今でもとっても素敵な声だよ」「そういうたっちゃんも素敵だよ!」
・さらにあの、誰でも聞いたことがあるであろうETC車載機の「ETCカードが挿入されました」「カード有効期限は20●●年●月です」の声が日高のり子! この番組で一番驚いた事実でした。

声変わりで全然違う声に


20位 千葉繁 「ハイスクール奇面組」(一堂零)「タッチ」(犬のパンチ)「北斗の拳」(ザコキャラ多数・次回予告の絶叫ナレーション)
・「ザコキャラにも家族や生活があるはず、感情移入して欲しい」(千葉談)……北斗の拳では難しそう。
・アテレコ時に興奮しすぎて血管が切れて倒れないように常に壁に手をついていたらしい。(神谷談)
・北斗の絶叫次回予告は後半になるほどブチ切れたテンション→たしかに謎の高揚感がある。

19位 塩屋翼 「スラムダンク」(宮城リョータ)「ガッチャマン」(燕の甚平)
・出演本数3000本以上の名脇役。
・ガッチャマン甚平当時14才。→第1話と106話では声変わりで全然違う声に。完全に別人でした。


18位 小林清志 「ルパン三世」(次元大介)「妖怪人間ベム」(ベム)
・「まあこの度は選んでくれてありがとう、若い人に混じって悪いなあ…まだ部品は壊れてないんでね? もう少しだけ、頑張らせて」と、次元のままの渋い肉声コメントが届く。
肩書き欄は声優ではなく「俳優」。脚本翻訳の経験もある(その縁で声優の仕事をはじめたようだ)。
・みながオッケーでも、もう一回録ったりするこだわりがすごいらしい。
・新銭形の山寺宏一について「最近はだいぶ不自然に聞こえない」。最初は不自然だったのかと気づく山寺。

17位 榊原良子 「機動戦士Zガンダム」(ハマーン・カーン)
・ハマーン役で、高圧的に「俗物」という言葉を連発したが、榊原本人はこの言葉が大嫌いで「俗物がいてこその天才でしょ?天才ばっかりだったら天才だとみんな思いませんよ?」と俗物論を展開。

16位 矢島晶子 「クレヨンしんちゃん」(野原しんのすけ)
・オーデションからどんどん声を進化させていき、その後1年かけてあの声が完成している。
・外国版の吹替声優も矢島のしんのすけを真似をするそう。


15位 三石琴乃 「セーラームーン」(月野うさぎ・20年たった今も新作に出演)「新世紀エヴァンゲリオン」(葛城ミサト)「ドラえもん」(現ママ・野比玉子)
・「のび太の恐竜」のピー助のとこをずっと「パー助」と呼んでいた。(関智一談)
みんなだいすき「スイートプリキュア♪」のハミィもこのひと。

14位 諏訪部順一 「ユーリ!!! on ICE」・ヴィクトル「テニスの王子様」(跡部景吾)
the イケボ。ヴィクトル、納得の配役だった。


13位 柴田秀勝 「タイガーマスク」(ミスターX)「機動戦士ガンダム」(デギン・ソド・ザビ)「鋼の錬金術師」(キング・ブラッドレイ)
・「名悪役」
・デビュー作がミスターXだが、今やっている「タイガーマスクW」でも47年前と同じ役を。「虎だ!虎だ!お前は虎になるのだ!」当時あの声で20代前半だったとは。
・新宿歌舞伎町のボッタクリ撲滅を訴えるアナウンスの声も。聴きに行きたい。

12位 森川智之「ズートピア」(ニック・ワイルド)「スラムダンク」(水戸洋平)「ファイナルファンタジーVI ADVENT CHILDREN(セフィロス)《トムクルーズ吹替》
低音イケボ。

11位 林原めぐみ「新世紀エヴァンゲリオン」(綾波レイ)「ポケットモンスター」(ムサシ)「らんま1/2(女らんま)
・仲の悪い役だと休憩中も口を聞いてくれない。(山寺談)エヴァのことか?

演じ分けがすごい


10位 大塚明夫「ブラックジャック」(ブラックジャック)「攻殻機動隊」(バトー)「メタルギアソリッド」(スネーク)
ルパンの初代五右衛門・大塚周夫は父。
・父と同じ劇団出身の野沢雅子はオシメを取り替えたことがある。
・「忍たま乱太郎」(山田先生)は周夫から明夫に引き継かれた役。これ以上のない形見。守り神。(明夫談)


9位 古川登志夫 「うる星やつら」(諸星あたる)「ドラゴンボール」「ピッコロ)「ワンピース」(エース)「北斗の拳」((シン)
・壮絶な死に役が多い。死に際の吐血を表現するためにお風呂場で口にシャワーのお湯を含んで練習したとか。

8位 中尾隆聖 「ドラゴンボール」(フリーザ)「タッチ}(西村勇)
声優学校の講師も務める。(81アクターズスタジオ)。

7位 高山みなみ 「魔女の宅急便」(キキ、ウルスラ二役))「楽しいムーミン一家」(ムーミントロール)「名探偵コナン」(江戸川コナン)「ミスター味っ子」(味吉陽一)「忍たま乱太郎」(乱太郎)「ドラえもん」(現スネ夫ママ)
・「年齢性別問わず演じ分けがすごい」


6位 田中真弓「ワンピース」(ルフィ)「ドラゴンボール」(クリリン)「おそ松くん」(チビ太)「天空の城ラピュタ」パズー
・「永遠の少年ボイス」
・「本物のワンピースファンだから、みんなの好きであろうルフィができるのでは? うちのクルー達も大好き」(サンジ・平田談)

ギネス目指して100歳まで


5位 関智一 「ドラえもん」(現スネ夫)「妖怪ウオッチ」(ウィスパー)「ふたりはプリキュア」(メップル)
・「渋い声から萌えキャラまで」演じ分けがすごい。
・2年前から立川志ら乃に弟子入り。「昭和元禄落語心中」で、12分に及ぶ見事な落語を披露。
・5位入賞に対し「パパに頼んでおいたんだ」もはや持ちネタ。
・宣材がかっこよすぎると爆笑問題・田中に突っ込まれる。
・先代肝付がスネ夫の甘え方をはじめ「同世代一」と褒める。
・VTRのたてかべ和也(先代ジャイアン)の葬儀での肝付の「ジャイア〜ン!」に泣いた(不意に流さないで欲しい)。

4位 沢城みゆき 「ルパン三世」(現峰不二子)「HUNTER×HUNTER(第2作)」(クラピカ)「ローゼンメイデン」(真紅)「化物語」(神原駿河)「報道ステーション」のナレーションも
・「7つの声をもつ女」「異性でよかった。同性なら潰したい」と山寺。


3位 藤原啓治 「クレヨンしんちゃん」(野原ひろし)「鋼の錬金術師}(ヒューズ中佐)「バッカーノ!」(ラッド・ルッソ)
「声を変えないナチュラルな演技」


2位 野沢雅子 「ドラゴンボール」(孫悟空)「ゲゲゲの鬼太郎」(1968・鬼太郎)「怪物くん」(怪物太郎)「銀河鉄道999」(星野鉄郎)「ど根性ガエル」(ひろし)「いなかっぺ大将」(風大左衛門)
・「声優界の神」
司会の石丸幹二「野沢さんの声で育ってきました」スタジオが畏敬の念に包まれている。対しての「あ、そうですか?ありがとうございます」とあっさり返す妙。ギネス目指して100歳までと公言してるらしいが、イケそう。

1位 山寺宏一 「新世紀エヴァンゲリオン」(加持リョウジ)
・小さい頃から音や声の真似をしてきた。(山寺談)マナーモードの音、いびき音、トランペットとどれも絶品。
・「劇場版ヤッターマン」ではヤッターワン、ヤッターペリカン、ヤッターキング、おだてブタ、ナレーション他、全16役を担当。
・映画吹き替えでもジムキャリー、エディマーフィー、ブラッドピット、ニコラスケイジなど多数。
モノマネ番組でモノマネ芸人と対等に渡り合ってる人。現役最強は納得。

スーパー野沢雅子


いわゆるレジェンドが多いランキング。
ランキング上位はとくに、同業者からの「この人すごい」感がリアルに伝わってくる。
演じ分けや表現力など、「プロが推してるのポイント」がわかって面白かった。
そして野沢雅子。年々「スーパー野沢雅子」になっていってってるんだなあ。

ぜひ、吹き替え中心の「声優総選挙」もやっていただきたい。
(アライユキコ)