左:メリル・ストリープ/右:ドナルド・トランプ次期アメリカ大統領のツイッター

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第74回ゴールデン・グローブ賞が8日(現地時間)に発表され、『ラ・ラ・ランド』がコメディ/ミュージカル部門を中心にノミネートされた全部門を制覇、最多7部門で受賞した。

メリル・ストリープ インタビュー

司会のジミー・ファロンや主な候補者たちが登場する『ラ・ラ・ランド』のミュージカル・シーンのパロディで始まった授賞式は、その『ラ・ラ・ランド』がコメディ/ミュージカル部門の作品賞、男優賞、女優賞、さらに監督賞と脚本賞に作曲賞、主題歌賞(「シティ・オブ・スターズ」)に輝いた。

『ラ・ラ・ランド』に次ぐ6部門でノミネートされた『ムーンライト』はドラマ部門で作品賞を受賞した。

大本命作の圧勝の影で、他部門の授賞はサプライズ続き。最初に発表された映画部門の助演男優賞は、トム・フォード監督『Nocturnal Animals(原題)』のアーロン・テイラー=ジョンソン。『ムーンライト』のマハーシャラ・アリが本命視されていたなかでの驚きの授賞での幕開けは、その後もドラマ部門の女優賞に引き継がれ、外国語映画賞を受賞したフランス映画『Elle(原題)』のイザベル・ユペールが受賞した。

ハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)会員の投票で決まるゴールデン・グローブ賞は、毎年賞シーズンの最後を飾るアカデミー賞の前哨戦として最も注目される賞の1つ。賞レースを勝ち抜いてきている『ラ・ラ・ランド』の圧勝は、2月26日(現地時間)発表の第89回アカデミー賞の授賞にも影響しそうだ。

功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を受賞したのは、『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』でコメディ/ミュージカル部門女優賞候補にもなっていたメリル・ストリープ。登壇したメリルは、その名前は一度も口にしなかったが、ドナルド・トランプ次期アメリカ大統領の選挙戦での言動や政策に対する自分の意見を述べた。「ハリウッドはアウトサイダーや外国人だらけ。もし全員を追い出したら、見るものはフットボールとマーシャル・アーツしかなくなるでしょう。といってもアートではないけれどね」と言い、「無礼は無礼を招きます。暴力は暴力を招きます。権力者がその地位を他人をいじめるために用いれば、私たちは全員敗北します。だから報道が重要なのです。声を上げる力を持つ、節度のある報道が必要です」と語りかけた。

授賞結果は以下の通り。

【映画の部】
ドラマ部門 作品賞=「ムーンライト」
ドラマ部門 男優賞=ケイシー・アフレック) 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」)
ドラマ部門 女優賞=イザベル・ユペール( 「ELLE」原題)

コメディ/ミュージカル部門 作品賞=「ラ・ラ・ランド」
コメディ/ミュージカル部門 男優賞=ライアン・ゴズリング(「ラ・ラ・ランド」)
コメディ/ミュージカル部門 女優賞=エマ・ストーン(「ラ・ラ・ランド」)

助演男優賞=アーロン・テイラー=ジョンソン( 「NOCTURNAL ANIMALS」原題)

助演女優賞=ヴィオラ・デイヴィス( 「FENCES」原題)

監督賞=デイミアン・チャゼル( 「ラ・ラ・ランド」)

脚本賞=デイミアン・チャゼル( 「ラ・ラ・ランド」)

作曲賞=ジャスティン・ハーウィッツ( 「ラ・ラ・ランド」)

主題歌賞=「シティ・オブ・スターズ」 (「ラ・ラ・ランド」)

アニメ作品賞=「ズートピア」

外国語映画賞=「ELLE」(原題/フランス)

【テレビの部】
ドラマ部門 作品賞=「ザ・クラウン」
ドラマ部門 男優賞=ビリー・ボブ・ソーントン(「弁護士ビリー・マクブライド」)
女優賞=クレア・フォイ(「ザ・クラウン」)

コメディ/ミュージカル部門 作品賞=「ATLANTA」(原題)
コメディ/ミュージカル部門 男優賞=ドナルド・グローヴァー(「ATLANTA」原題)
コメディ/ミュージカル部門 女優賞=トレイシー・エリス・ロス(「BLACK-ISH」原題)

リミテッドシリーズ/テレビムービー部門 作品賞=「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」
リミテッドシリーズ/テレビムービー部門 男優賞=トム・ヒドルストン(「ナイト・マネジャー」)
リミテッドシリーズ/テレビムービー部門 女優賞=サラ・ポールソン(「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」)

助演男優賞=ヒュー・ローリー(「ナイト・マネジャー」)

助演女優賞=オリヴィア・コールマン(「ナイト・マネジャー」)