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トヨタ自動車は米国・デトロイトで開催中の北米国際自動車ショー(通称「デトロイトモーターショー」)にて、8代目となる新型「カムリ」(米国仕様)を世界初披露したと発表した。日本での発売は2017年夏頃を予定している。

「カムリ」は1982年に日本で発売されて以来、「トヨタのグローバルミッドサイズセダン」として10カ所の工場で生産され、100以上の国・地域で販売されている。累計販売台数は1,800万台を超え、米国では「乗用車セグメントにおいて15年連続で最も多くのお客様にお選びいただいた車種」「米国ケンタッキー州の工場で年間40万台近くを生産するなど、米国事業における最重要車種の一つ」であるという。

新型「カムリ」の開発コンセプトは「走りや乗り心地などクルマとしての基本性能を鍛え込む(Performance : 性能)とともに、先進技術・機能を通じ環境性能や安全性を更に高めていく(Intelligence : 智能)」「この二つの要素を徹底的に追求することで、両者が相まって数値では表せない価値を生み、カムリをお客様の五感に訴えるクルマに昇華させる(Experience : 官能)」。高い品質・耐久性・信頼性や実用性に磨きをかけるだけでなく、心を揺さぶり、所有する・操る喜びや感動を提供することをめざした。

「Toyota New Global Architecture(TNGA)」もこれまで以上に推し進め、プラットフォームに加えてパワートレーンユニットも一体的に開発。パッケージ全体を一新して操縦安定性や乗り心地などを向上させ、高い走行性能と環境性能を両立させた新型エンジン「Dynamic Force Engine」の初採用モデルとして、直列4気筒2.5L直噴ガソリンエンジンを設定した。ガソリン車・ハイブリッド車ともに世界トップレベルの熱効率を達成すると同時に、燃費と動力性能の大幅向上も実現する。

エクステリアは走りを予感させるスポーティで洗練されたデザインに。バンパーコーナーをより立体的で大胆な構成とした「アンダープライオリティ」により、トヨタ独特のフロントの表情「キーンルック」が進化した。新プラットフォームの採用でフードと全高を低く抑えつつ、後席頭上空間を確保したロングルーフのキャビンシルエットと、クォーターピラーの流麗なキャラクターラインにより、実用性とスポーティさを高次元で両立した独創的なキャビン造形を実現している。

インテリアも「TNGA」にもとづく新パッケージにより、前方視界に優れた軽快でスポーティなインパネとグローバルミッドサイズセダンにふさわしい広々とした空間を両立させた。次世代インターフェースとしてカラーヘッドアップディスプレイ、マルチインフォメーションディスプレイ(メーターパネル内)、8インチオーディオビジュアルナビゲーションシステムを相互にリンクさせ、操作性も向上。流れるような曲線で際立てるフラッシュサーフェイスの表示パネルが未来感を演出する。

○豊田章男氏、8代目「カムリ」は「これまで生産した中で最高の世代に」

2.5Lガソリン車には、「TNGA」により前面刷新された新型トランスミッション「Direct Shift-8AT」を採用。ハイブリッド車では2.5L用のトヨタハイブリッドシステム(THS II)を一新し、優れた動力性能と低燃費を実現する。安全装備として、4つの先進安全機能をセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を採用した。

北米国際自動車ショーでは、「XLE」「XSE」の2台に加え、NASCAR仕様の「カムリ」も登場。トヨタ自動車代表取締役社長の豊田章男氏は、「XLE」を「セクシーなカムリ」、「XSE」を「本当にセクシーなカムリ」と表現した上で、「私たちの目標は、ベースのXLEを一層高級感あるものに、XSEを大変スポーティかつ独特のデザインにすることでした」「私たちはこのカムリを、ミッドサイズセダンの市場を再度盛り上げるチャンスととらえています」「新型カムリの生産も、ケンタッキー工場で間もなく始まります。これまで生産してきたカムリの中で最高の世代になると心から信じています」と語った。

新型「カムリ」の国内発売は2017年夏頃とされ、全国のトヨタカローラ店、トヨペット店、ネッツ店などで販売(東京地区は東京トヨタでも販売)を予定している。

(上新大介)