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Reutersに1月5日(米国時間)に掲載された記事「Norway to switch off FM radio in risky, unpopular shift to digital|Reuters」が、来週からノルウェーがFMラジオ放送の停止へ向けた取り組みを開始すると伝えた。ノルウェーは2017年中にFMラジオ放送を停止し、デジタルラジオ(DAB; Digital Audio Broadcast)への移行すると発表している。

スイスなども同様の計画を発表している。先行して取り組みを進めるノルウェーの結果にこうした国々は注目しており、ノルウェーの取り組みの結果がそうした国々の行動の根拠となる可能性がある。

一方、ノルウェー政府のこうした取り組みを早急すぎると見る向きもある。ノルウェーの車輌のうち200万台ほどはデジタルラジオ(Digital Audio Broadcast)の受信機を搭載していないとされている。また、家庭にある数百万台のFMラジオ受信機もFMラジオ放送停止後には放送を受信できなくなることから、災害情報などの放送が伝わりにくくなる可能性があり、懸念が指摘されている。

FMラジオ放送からデジタルラジオへの移行によって、よりクリアな音声を届けやすくなるほか、より多くのチャンネルを提供できると言われている。しかし、FMラジオとデジタルラジオの双方を維持することにはコストがかかることから、順次、デジタルラジオへ移行していくものと見られる。

(後藤大地)