もはや「動画=若年層」とは言えない?ちょっと意外なYouTubeユーザーの姿が明らかに

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“若年層にアプローチするなら動画が有効”というセオリーが常識になりつつある昨今。それ自体は決して間違っていませんが、Googleが公開した最新データからは、少々意外なYouTubeユーザー像が浮かび上がってきました。

YouTubeユーザーはミレニアル世代だけではない?

YouTubeのメインユーザーはミレニアル世代(25〜35歳頃)という認識を持っていた人も多いと思います。しかし、実はそれよりも上の世代による利用が大きく伸びていることが分かりました。

2015年から2016年にかけての変化を見ると、下図の通り、18歳以上のユーザー全体のYouTube滞在時間はおよそ2倍に増えています。

これだけでもオンライン動画を視聴する習慣が大きく広まったことがうかがえますが、それ以上に、55歳以上の世代によるYouTube滞在時間がたった1年でなんと3倍にも増えているとのことです。

この世代によるYouTube利用時間は、18歳以上の大人全体の平均よりも80%も高い増加率を見せていることも分かっており、オンライン動画が決して若年層だけのものではなく、幅広い年代に視聴されるようになってきたことが示されました。

モバイル動画は外出時だけではなかった?

今やYouTubeはPCよりもモバイルからのアクセスの方が多いと言われています。

スマートフォンといえば移動中やちょっとしたスキマ時間など、外出時に多く使われるというイメージが強いかもしれません。しかしGoogleのデータによると、YouTubeユーザーの4人に3人は家の中でもスマホから動画を視聴していることが明らかとなりました。

そして家の中で動画を視聴するタイミングが、いわゆるテレビのプライムタイム(米国では20〜23時)に重なっているとのことです。18〜49歳のユーザーの85%は同時に複数のデバイスを使用しており、3分の2のYouTubeユーザーはテレビを見ながら、スマホなどの違うデバイスでYouTube動画を視聴しているというデータも出ています。

画像参照元:https://www.thinkwithgoogle.com/infographics/online-video-trends-2017-media-plan.html

これらのデータは米国で発表されたもので、日本市場のユーザー層の実態を表すものではありませんが、同じような傾向がある可能性は十分に考えられます。例えば日本でも60代以上のシニア層におけるスマホの普及が急伸しており、オンライン動画へのアクセスが以前よりも容易になっていることは間違いありません。

動画マーケティングを展開できるチャネルが増えている今、それぞれのユーザー層や視聴動向を正確に捉えた上での適切なマルチチャネル戦略の構築が求められています。慣習や思い込みではなく、最新のデータに基づく判断を心がけていきたいものです。