台湾の海外旅行成長率、国内を上回る  中央銀行「観光環境向上を」

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(台北 9日 中央社)交通部観光局の統計によると、2011年から2015年までの台湾人の海外旅行成長率は旅行者数、消費額ともに、国内旅行を大きく上回っている。中央銀行は、国内の旅行環境をソフト・ハードの両面で向上させると同時に、個人のニーズに合わせた体験型観光を提供し、国内旅行の魅力を向上させるよう旅行業界に呼び掛けている。

可処分所得の増加に伴い、台湾人の旅行者数は国内・海外ともに年々増えている。2015年の国内旅行者数は1億7852万人余りに達し、2011年に比べ約17%伸長。消費額は3601億台湾元(約1兆3159億円)で、2011年比約16%伸びた。

一方、2015年の海外旅行者数は約1318万人と国内旅行者数の13分の1程度だが、2011年と比較した成長率は約37.5%となり、国内旅行を大きく上回った。消費額は6642億台湾元(約2兆7272億円)で国内旅行の1.8倍ほどに達し、2011年比では約43%増加した。

中央銀行は、この結果は台湾人の国内旅行に対するする関心の低さを反映していると指摘。観光スポットの交通利便性向上や即時性のある旅行情報の提供、高齢者をターゲットとした観光の開発などを提案している。

同行は経済振興策の一つとして、国内旅行の発展を提言している。

(邱柏勝/編集:名切千絵)