クラウドサービスではDropboxboxのようなデータ保存用にストレージスペースをオンライン上に借りるクラウドストレージサービスが一般的になりましたが、グラフィックボード大手のNVIDIAが、グラフィックボードの「GPU性能」をオンライン上で貸し出すというPC版クラウドゲームサービス「GeForce NOW for Mac and PC」を発表しました。

Play PC Games on Your Mac or PC with GeForce NOW | GeForce

http://www.geforce.com/geforce-now

◆GeForce NOW for Mac and PC

従来のGeForce NOWは、NVIDIAのAndroidゲームコンソール「NVIDIA Shield」のみが対象で、Shieldを介してクラウド上の高性能GPUを持つバーチャルマシンにアクセスしてゲームをするというスタイルでした。

GeForce NOW でクラウドから PC ゲームをストリーミングする | NVIDIA

http://www.nvidia.co.jp/object/game-streaming-with-geforce-now-jp.html



そのGeForce NOWが、「GeForce NOW for Mac and PC」として新たにWindows PCやMacなどPCにも拡大されました。さらにゲームプラットフォームも拡充し、Steam、Origin、Uplay、GOGH、Battle.netと主要ゲームプラットフォームがフルサポートされることになります。

GeForce is PC Gaming - Introducing GeForce NOW for Mac and PC - YouTube

GeForce NOW for Mac and PCはクラウド上の高性能マシンを、ストリーミング形式でプレイするというスタイルで、25 Mbps以上のネット回線環境があれば遅延なくストリーミングプレイできるとのこと。つまり、GPU性能が非力なノートPCでも最新の3Dゲームをプレイでき、良好なネット環境にあればモバイルでもプレイできる可能性があります。なお、あくまで高性能GPUを搭載するマシンをクラウドで利用できるというサービスなので、ゲームタイトル自体はユーザーが購入する必要がある点には注意が必要です。



GeForce NOW for Mac and PCでクラウド上で提供されるマシンはGeForce GTX 1080とGTX 1060の2種類。利用方法は2500クレジットを25ドル(約2900円)で購入して1分ごとにクレジットを消費するシステムで、1分当たりにGTX 1080マシンが4クレジット、1060が2クレジット必要。つまり、GTX 1080マシンは10分で0.4ドル(約47円)、GTX1060マシンは0.2ドル(約23円)という時間貸し料金になっています。なお、GeForce NOW for Mac and PCは新規登録時に無料で1000クレジットが付与されます。



GeForce NOW for Mac and PCはまずは2017年3月にアメリカでサービス提供開始となります。

◆SHIELD TV

また、NVIDIAは備え置きの新型Androidゲームコンソール「SHIELD TV」についても発表しています。

Stream Movies, TV Show, Music, and Play Games | NVIDIA SHIELD

https://www.nvidia.com/en-us/shield/shield-tv/

SHIELD TVはSoCにTegra X1、メモリが3GB、Android 7.0 Nougatを搭載するAndroid TV端末。4K HDRの映像にも対応し、Googleの音声アシスタント機能「Google Assistant」にも対応。



もちろんSHIELD TVもクラウドゲームサービスGeForce NOWを利用できます。

SHIELD Gaming: GeForce NOW - YouTube

すでにSHIELD TVは発売済み。Amazon.comでは199.99ドル(約2万3000円)、500GBのHDD付きのSHIELD TV Proが299.99ドル(約3万5000円)となっています。

Amazon.com: NVIDIA SHIELD TV Streaming Media Player: Video Games