「おいちゃん」と呼ばれている堤。
 - 写真: 尾藤能暢

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 歴史エンターテインメント『本能寺ホテル』に織田信長役で出演している堤真一が、彼ならではの視点で共演した綾瀬はるかとヒロインの共通点を語り、意外なエピソードが飛び出した。

 勤めていた会社が倒産し、これからの人生に悩んでいた際、恋人からプロポーズされて何となく結婚することになってしまった繭子。どこか頼りなげで、ふんわり、おっとりとした様子がまるで綾瀬にあて書きしたようにチャーミングと評判だ。信長役として出演している堤は、これまでに何度も綾瀬と共演してきた旧知の仲。誰よりも彼女の魅力を知っているであろう彼に、繭子のどんなところが綾瀬に似ているのか尋ねてみると、「似ているというより、共通している」と前置きした上で、思わぬ答えが返ってきた。「繭子のタイムスリップしていることに対しての受け入れ方が普通の人間ではありえない。でも、綾瀬さんなら、ありえそう」とにやり。「普通なら、織田信長を目の前にしたら、ビビりますよ。それなのに、『もしかして、織田信長?』って言ってのけて、楽しんでしまうところがすごい」と共演シーンを思い出したのか、顔をほころばせて語った。

 信長にもひるまない繭子。それは綾瀬も同様だ。堤はその理由として、「何せ、あの高倉健さんに『なんでやねん』とつっこんだらしいから」と仰天の逸話を取り上げた。綾瀬は高倉健さんの最後の主演作『あなたへ』に出演している。どんな人にも臆せず、心を開いて接し、誰からも愛される彼女らしいエピソードだ。

 20歳近く年上の堤のことも、綾瀬は「おいちゃん」と呼んで慕っており、堤もまんざらでもない様子。堤も推す、「もしかして、織田信長?」というセリフと表情が世界で一番、似合う女優、綾瀬。誰よりもヒロインにシンクロしていた彼女の演技を観れば、彼女が男女年齢問わず愛される理由がわかるかもしれない。(取材・文:高山亜紀)

映画『本能寺ホテル』は1月14日より全国公開