篠原涼子と鈴木梨央ちゃん

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 篠原涼子が1人2役に挑んだ読売テレビ・日本テレビ系スペシャルドラマ「愛を乞うひと」の完成披露試写会が1月9日、都内で行われ、篠原と演出を手がけた谷口正晃監督が舞台挨拶に出席した。

 原作は下田治美氏の同名小説。幼少期に母から虐待を受けた女性・照恵の姿を通じ、母娘の絆を問う壮絶な愛の物語を紡いだ。篠原は約7年半ぶりのスペシャルドラマ主演で、かつて照恵に虐待を与えた母・豊子と、現在の照恵を熱演。「10年前からこの作品をやりたいと思っていたので、念願が叶いました」とほほ笑んだ。

 ラストシーンでは現代の豊子に扮するため、老け顔メイクを施している。「げんなりしましたね。『あーあ、私こういう顔になっちゃうんだ……』と」と苦笑い。続けて「照明さんも時間をかけてくれましたけど、『シワが見えるから時間をかけなくてもいいのに』と思いました。ちょっと、ショックでしたね」と肩を落とし、場内を沸かせていた。

 さらに篠原は、「難しかったシーンはないに等しく、全部やりがいがある幸せな役でした。照恵にしても豊子にしても、本当に楽しみたいという気持ちでした」と明かす。1998年公開の映画版で助監督を務めていた谷口監督は、「とても思い入れが深い作品で、プレッシャーもあった」と話し、「激しい豊子と、穏やかな照恵。篠原さんは対象的な人物をありったけで見せてくれて、大変なことだったと思う。芝居ではなく、人物を本当に生きてくれたことを、とにかく逃さないように撮影する、かけがえのない毎日でした」と振り返った。

 また壇上には、虐待を受ける幼少期の照恵役を演じた鈴木梨央ちゃんがサプライズ登場。篠原とは暴力シーンで共演したが、「つらい役柄でしたが、あこがれの篠原さんと体当たりの演技をできることが、本当に嬉しかったです」と声を弾ませる。そんな姿に、篠原は「『ごめんね、普段はこんなんじゃないんだよ』といつも言っていました。梨央ちゃんはカットがかかっても本当に泣いて、震えていたんです。本当にひどいことをしている、嫌われたと思っていましたが、そう言ってくれて安心しました」と感激の面持ち。一方で「(あこがれというのは)作り話じゃないよね?」と語りかけ、梨央ちゃんを「本当です、本当です!」と慌てさせていた。

 スペシャルドラマ「愛を乞うひと」は、1月11日の午後9時から読売テレビ・日本テレビ系で放送。