大韓ロックとはなにか?

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ロックンロールは、1950年代半ばにアメリカで発祥した音楽です。日本のロックはアメリカやイギリスなど洋楽の影響を受けて発達してきました。これと同じような現象はお隣の韓国にも見られます。

韓国にもロックがある?

韓国の音楽のイメージはどういったものがあるでしょうか。韓流スターが歌う、きらびやかなポップスのイメージが先行するかもしれません。ですが、そればかりではない音楽も、韓国には存在します。そのディープな世界を浮き彫りにしたのが長谷川陽平著、大石始編著による『大韓ロック探訪記』(DU BOOKS)です。著者の長谷川陽平は、現在は韓国に住み、現地のロックバンドのメンバーとして活躍するミュージシャンです。そんな彼が集めた大韓ロックのレコード、そして韓国のインディーズシーンについてあますところなく解説されたものが本書です。

アメリカの影響

韓国は日本と同じく、第二次大戦後、アメリカ軍が駐留しています。そこで、アメリカ産のレコードが直に輸入され、その音楽に影響を受けた人たちが作り上げたものが大韓ロックの源流となりました。朝鮮半島に伝わる伝統的な楽曲である「アリラン」を取り込んだものや、韓国では「軽音楽」としてあつかわれるシンセサイザーの音楽を取り込んだものなどユニークな作品が多くあります。もともとは投げ売り価格で売られていましたが、近年はその価値が見直され高騰しつつあるのが大韓ロックの現状のようです。