骨粗しょう症を防ぐには、骨も鍛えないとダメ!

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 「いつのまにか骨折」という言葉を聞いたことがありませんか。

 実はこれ、「最近何だか腰が痛いな」、「背が少し縮んだような」「股関節の調子が悪いな」と思って医者で診てもらうと、実は骨折していた(!)ということがあるんだそうです。

「原因の一つは加齢などによって骨密度が下がり、骨がもろくなるからです。骨粗しょう症で起こる症状の一つで、特に背骨は1個でも骨折すると周囲の骨にも負担がかかり、2個、3個とドミノ倒しのように骨折が広がることがあります」

 こう話すのは、最近、婦人科の医師に取材をしたという医療ライター。骨粗しょう症は閉経後の女性に多いのですが、最近は無理なダイエットや食生活の乱れから、20代、30代の女性でも骨密度が低くなって、骨粗しょう症予備軍になっている人もいるのだとか。しっかりカルシウムを摂らないといけませんね。

「骨はタンパク質でできた網目状の土台の上に、カルシウムが沈着することで構成されています。ですからカルシウムだけでなく、タンパク質の摂取も必要です。でも、それだけでは骨密度を維持したり、骨を強くしたりすることはできません。実は骨を“鍛える”必要があるんです」(前出・医療ライター)

 骨を鍛えるなんて聞いたことがないですが、どういうことでしょう。

「重たい物、ダンベルやバーベルで負荷をかけて、腕や足を動かせば筋肉強化になることを知っていますよね。骨もそれと同じです。歩いたり重い物を持ち上げたりという、刺激が加わっていないと、骨の代謝が促されないので弱くなってしまうのです。国際宇宙ステーションに長期間滞在した宇宙飛行士の骨密度が低くなることが知られていますが、それは無重力状態で骨へ刺激がなくなるから。つまり、運動不足も骨粗しょう症を進行させてしまうのです」(前出・医療ライター)

 なるほど、そういうことなのですね。では、どんな運動をすればいいのでしょうか。

「できれば軽い筋トレやジョギングをやってほしいところですが、仕事や買い物の途中ではできるだけ早足で歩く、階段を使うといったことを積極的に行うだけでも十分。日常生活の中で、できるだけ負荷をかけるだけで、骨に必要な刺激が得られます」(前出・医療ライター)

 あまり楽な生活ばかりしていると、骨まで怠惰になってしまうということらしいです。今日からはできるだけ大股で颯爽と歩くようにして、骨粗しょう症に陥らないように心がけておきましょう。