2017年は“副業の解禁”で、恋のチャンスが増える!?【勝部元気】

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 こんにちは、コラムニストの勝部元気です。

 2016年を改めて振り返ってみると、恋愛・結婚・出産・性に関してネガティブなニュースが多かったなと感じています。「恋愛したくない」「結婚したくない」という声も注目されるようになって、いよいよ「恋愛氷河期」や「結婚氷河期」の本格的な到来を実感させられます。

◆職場で婚活サポート?余計なお世話…

 2016年に結婚生活に対するイメージを悪化させた筆頭は、何と言っても相次ぐ「ゲス不倫」の発覚でしょう。

 また、匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね」が話題になったのを機に、独身の人までも「保育園入れるのって本当に大変なんだ!」と現実を見せつけられたのではないでしょうか?

 さらに、つい先日も2016年の出生数が、統計を取り始めた1899年以降、初めて100万人を下回りそうだと報じられました。まさに「出産氷河期」です。

 そのような状況にも関わらず、残念ながら政治はあまり動いてくれません。動いたかと思えば「やって欲しいのはそれじゃあない!」というものが目立ちます。

 たとえば昨年末から内閣府が、職場での婚活サポートを奨励する検討会を設けていますが、「職場で婚活支援なんてして欲しくない!」と考える人が圧倒的多数でしょう。

◆“副業の解禁”で出会いの場が増える!

 では、2017年はいったいどのような年になるのでしょうか?

 今年もまた恋愛や結婚に対するネガティブイメージを膨らませる事件が起こるだろうなと思う一方で、逆に良い影響が出るだろうと予想されるものもあります。

 それは副業の解禁です。

 政府は正社員の副業や兼業を後押しするために、今年度内にも「モデル就業規則」から副業・兼業禁止規定をなくして、「原則禁止」から「原則容認」に転換すると発表しました。

 長時間労働問題が依然残っているものの、企業が社員の自由を縛ってきた異常な状態が解消されることは、朗報だと思います。そしてこれが日本の恋愛シーンにも良い影響を及ぼすのでは、と感じているのです。

◆時間があれば、ぜひ副業してみよう

 というのは、副業をする際に「キャリア形成」や「収入アップ」より「価値観の実現」に重きを置く人も多く、価値観の近い人と出会うチャンスが職場よりも多いように思うからです。

 近年、職場恋愛が敬遠されていると拙著『恋愛氷河期』でも述べましたが、副業なら職場ほど拒否感も芽生えにくいのでは? 要は、職場以上に「くっつきやすい」環境だと思うのです。

 副業は趣味のつながりと似ている部分もありますが、あくまで仕事なので、社会環境や生活水準が似たような人との接点が多い。副業はまさに、職場の出会いと趣味の出会いの“いいとこ取り”をしたような場だと言えるでしょう。

「副業で婚活!」のように主客転倒なメッセージが出されるのは勘弁して欲しいですが、副業が解禁されれば、結果的に副業を通じて結ばれる人が増えていくのではないかと予想しています。

 多くの人は「自然な出会い」を求めているわけですから、前述の職場内婚活奨励策よりもこちらのほうが結婚する人の増加に貢献することでしょう。

 今回は恋愛や結婚という切り口から副業を見てきましたが、あくまでそれは副次的な効果。副業をすること自体が素晴らしいことだと私は思っています。本業との間にシナジーを生むことも多いでしょう。時間に余裕のある方は、解禁された際にはチャレンジしてみてくださいね!

<TEXT/勝部元気>
【勝部元気】
1983年東京都生まれ。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEO。ブログ『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/)、twitterは@KTB_genki。初の著書『恋愛氷河期』が発売中