人体内に「新たな器官」発見・英国がレーザー砲を開発中・ユーザープロファイルをクラウド保存する車 (画像ピックアップ64)

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過去1週間で拾いきれなかったニュースをダイジェストでお届けします。今週は「人体に「新たな器官」の存在を確認」、「英国がレーザー兵器を開発中」、「Android AutoじゃないAndroidカーコンソール」などについてまとめました。

人体に「新たな器官」の存在を確認


アイルランド・リムリック大学の研究者らが、長らく腸間膜として認識されてきた腸と腹腔を連結する部分が、一つの器官として機能していることを確認しました。腸間膜はレオナルド・ダ・ヴィンチによる解剖図の時代から消化器系とは別の、構造的なものとして分類されてきましたが、2012年には顕微鏡による調査によって消化器系と連続するものである事がわかり、さらに数年間の研究によって何らかの機能を持つ、ひとつの器官として役割を果たしていることがわかりました。

ただ、論文では器官として分類はできるとしたものの、腸間膜が消化器系として具体的に何をしているかまでは確認しておらず、今後の研究が待たれるところです。とはいえ立派な器官として認定された以上、医療教育やGrey's Anatomyといった解剖学の書籍などは広い範囲で改訂が必要となります。

腸間膜の消化器系としての作用について理解が深まれば、この部分に発生する特有の病変についても、新たな治療法の発見につながるかもしれません。
[Image : J Calvin Coffey, D. Peter O'Leary, Henry Vandyke Carter]

[Source : University of Limerick]

イギリス国防省がレーザー兵器を開発中


 

英国防省が、3000万ポンドの予算を投入してレーザー兵器開発を進めています。用途は主にドローン、やミサイルの迎撃、さらにロードサイドボム(道路脇に置いて遠隔起動する爆発物)の除去など。BAE SystemsやMarshall ADG、MBDAなどからなる防衛産業グループは、2019年の試作機デモを目標として、今後10年以内の実用化を目指しています。

ちなみに早くからレーザー兵器開発を行ってきた米軍は、2014年に海軍の揚陸艦ポンスにレーザー砲を搭載し、飛行するドローンの撃墜テストを成功させています。
[Source: BBC]

Bose、自動運転車向け制振シートをデモ


CES 2017にて、Boseが完全自動運転車向けの揺れ防止機構つきシートをデモしています。オーディオ機器メーカーとして知られるBoseですが、実際のところは広範な技術開発をしており、制振シートもかのアマー・G・ボーズ氏自らが発明し、2010年にトラック用として実用化、ドライバーの腰や背中の痛み、疲労を軽減する効果を発揮しています。

一方、実用化目前の完全自動運転車においても、乗員は路面の状況に応じて発生する揺れへの対応が必要です。Boseはすでに実績のあるトラック用1軸制振シートを多軸方式にした改良バージョンを自動運転車へと搭載するアイデアを具現化し、CESにてデモ展示しました。まだ

コンセプトを披露しただけの段階ですが、たとえば新幹線などでも、車内で書類作成などをしていてめまいに襲われた経験のある人は多いはず。自動運転車でも乗員が何かの事務作業をしたいと考える場合、通常の自動車以上に揺れをおさえる機構が必要になることは間違いありません。
[Source : Bose(PR Newswire)]

パナソニック、Android AutoじゃないAndroid製カーインフォテインメンを公開


 

こちらもCES 2017より。パナソニックが、クアルコムと共同開発したAndroid Nugatベースのカーインフォテインメントシステムを公開しました。システムはAndroid Autoとは別に開発されたシステムで、自動車向けSoCのSnapdragon 820Amを採用、UI設計などは自動車メーカーが自由にカスタマイズして自動車に搭載できます。

機能的にAndroid AutoやアップルのCarPlayとどれぐらい違うことができるのかはまだ示されていないものの、より自動車メーカーの意向を反映できることから、デザイン性を重視する高級車などに受け入れられやすいかもしれません。

[Source : Panasonic]

ハーマン、クラウドベースのカー制御システムIgnite発表


 

ハーマンが、自動車制御からGPS、カーインフォテインメントまであらゆる機能を備えるクラウド開発プラットフォーム「Ignite」を発表しました。Igniteプラットフォームでは自動車の内部だけでなく、たとえばスマートホームや接続可能な都市基盤との連携までを視野に入れています。

たとえばIgnite搭載の自動車で出かけるときは、クルマの中からガレージのドアを開けたり、車庫から道路までの照明を点灯したりすることが(設備的に対応していれば)可能です。Igniteは他のIgniteプラットフォーム搭載車と走行時テレメトリーデータの共有が可能となっており、将来的な自動走行にもデータを利用することができます。

さらにユーザーのプロファイルデータはクラウドに保存され、別のIgnite搭載車に乗り換えた場合もそれまでのクルマと同様の設定を引き継げます。これはたとえばカーシェアリングやレンタカーを利用する場合などでも有効に機能し、ユーザーの嗜好に合わせたエンターテインメントコンテンツ情報なども管理します。

そのほかIgniteは車両のヘルスステータスを認識し、車両の調子を維持するために適切な情報をドライバーやディーラーに提供するとのこと。