7日、米経済誌フォーブスはこのほど、深刻な大気汚染が続く中国で「スモッグ避難旅行」が「硬直的需要(値段の影響を受けにくい需要)」になりつつあると伝えた。写真はタイ。

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2017年1月7日、環球時報によると、米経済誌フォーブスは5日、深刻な大気汚染が続く中国で「スモッグ避難旅行」が「硬直的需要(値段の影響を受けにくい需要)」になりつつあると伝えた。

中国ではここ数日、北部各都市を中心に視界が50メートルに満たないスモッグに覆われるなど、大気汚染が深刻化している。

中国の検索エンジンでは、「避霾」(スモッグ避難)「洗肺」(肺を洗う)「森林」などがホットキーワードとして並んでいるほか、旅行専門サイトも「スモッグ避難ツアーランキング」を発表している。

大手旅行サイト・携程網(シートリップ)の報告書によると、スモッグ避難ツアーは、すでに「冬の旅行」として定着している。海外の避難先として人気の上位10カ国はタイ、日本、インドネシア、オーストラリア、モルディブ、ニュージーランド、米国、カナダ、モーリシャス、セーシェル。特にオーストラリア、マレーシア、ニュージーランド、モーリシャス、セーシェルの5カ国は、エール大学の報告書で「空気がきれいな国トップ10」に選ばれている。

シートリップの報告書ではさらに、スモッグ避難ツアーに出かける人の多い都市も挙げられている。上位10都市には、スモッグ被害が深刻な北京や天津のほか、上海、成都、広州、深セン、重慶、西安、武漢、済南が含まれる。

16〜17年年にかけての冬場は、北欧のオーロラ観光が人気で、中国人観光客は400%増加している。さらに出費を惜しまなければ、南極ツアーに参加する人も増加傾向にあるという。それほど裕福でない人には、韓国の済州島やタイのプーケット、インドネシアのバリなどが人気だ。

こうしたツアー商品では、「清潔な空気で肺を洗おう」「スモッグと無縁の暖かい冬を過ごそう」などのキャッチフレーズが目を引いている。(翻訳・編集/岡田)