台湾の蔡英文・総統は2016年6月、台湾での講演会で聴衆に手を振る(Ashley Pon/Getty Images)

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 台湾の蔡英文総統は中米4カ国を訪問するため、経由地である米国ヒューストンに現地時間7日午前に到着した。トランプ次期大統領との直接会談があるかどうかが注目される中、トランプ氏の政権移行チーム責任者は蔡氏の面会予定はないことメディア各紙に伝えた。

 米フォックスニュース電子版1月7日は、政権移行チームのジェシカ・ディット(Jessica Ditto)報道官が各メディア宛てに送った電子メールに「トランプ氏本人も、移行チームのスタッフも台湾の指導者と会うことはないだろう」と記されていたことを伝えた。

 蔡総統は外交関係のあるホンジュラス、ニカラグア、グアテマラ、エルサルバドルの4カ国訪問するため、現地時間7日に専用機で台北を出発した。

 昨年12月2日にトランプ次期大統領が蔡総統と歴史的な電話会談を行った後、両者の直接会談の有無について関心が高まっていた。一方、トランプ氏は昨年末、記者団に対して、蔡総統が米国に立ち寄る予定だったことを知らず、「誰も教えてくれなかった」と話し、「外交上の儀礼からみると不適切だから、1月20日(大統領就任式)前に誰(他国首脳)とも会うつもりはない。しかし、今後も様子をみよう」と発言した。

 台湾総統府によると、蔡総統は7日にヒューストンに一泊し、8日にホンジュラスへ行く予定。4カ国を訪問後、米サンフランシスコを経由し、台北への帰途につく。米国滞在中、台湾華僑との交流や科学技術系企業の視察などの予定があるとしたが、トランプ氏との会談については言及しなかった。台湾側には、台中関係の緊迫感の高まりを避けたいとの思惑があるとみられる。

(翻訳編集・張哲)