自分のビンタ史上一番のビンタを笑顔で謝罪した深田恭子

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 女優・深田恭子が、8日都内で、1月スタートの新ドラマ「下剋上受験」(TBS)の特別親子試写会に、主演の阿部サダヲ、山田美紅羽(やまだみくう)と出席。阿部が「今のところ(劇中で深田に)2発くらい殴られているんですが、それがなかなかのビンタで」と撮影を振り返ると、深田も「お仕事を始めて、自分のビンタ史上一番っていうくらいのビンタが入っちゃって。うまいことやってしまってすいません」と笑顔で謝罪。実際の3人家族のような和気あいあいとした雰囲気で、舞台あいさつした。

 本作は、共に中卒の両親と偏差値41の娘が、最難関中学受験の合格を目指す感動の実話。父娘二人三脚で挑んだ500日間の奮闘と人生大逆転にかける家族愛を描く笑って泣ける「受験ホームドラマ」だ。不動産営業マンで熱血すぎる父・桜井信一を阿部、その妻・香夏子を深田、小学生の一人娘・佳織を、250人のオーディションから選ばれた山田が、それぞれ演じる。

 小学5年生の娘の母親役について、深田は「台本をいただいて、自分の歳を改めて考えさせられました。ドラマを通じて、お母さんというものについて勉強できればなと思います」とコメントする。深田は、昨年の11月2日に34回目の誕生日を迎えた。これを聞いて、阿部は、深田と山田が仲良く数え歌を歌い入浴するシーンがお気に入りだとして「2人の数え歌がかわいかった。子供思いのお母さんって感じで(深田演じる香夏子は)いいですよね。僕はまだ(深田と)一緒にお風呂に入るシーンはないんですが」と残念そうな表情。

 さらに、阿部が「親子3人、本当に仲がいいですが、家の中のシーンはまとめて録ってしまうので、実は今日が『明けましておめでとう』ですもんね。毎日もっと(深田と)一緒にいたいです」と本音も。そんな言葉に、深田は「日常のシーンも、阿部さんが演じるととっても面白くなるし、家族の空気感を作ってくれる。美紅羽ちゃんはどのシーンでもかわいくて。私も、もっとみんなと一緒にいたいです」と明るく応じていた。

 桜井信一の同名ノンフィクションが原作の本作。他に、要潤、風間俊介、小林薫、若旦那(湘南乃風)、皆川猿時、岡田浩暉、川村陽介、小芝風花ら、多彩な出演陣が脇を固める。(取材/岸田智)

「金曜ドラマ『下剋上受験』」はTBSにて1月13日夜10時よりスタート(初回は15分拡大)