スーパーのデリバリースタッフが見せた心遣いに感動した女性(出典:http://metro.co.uk)

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スーパーの食材なども今やオンラインで簡単に注文できる時代だ。イギリスではスーパーから遠く離れたところに住む人や高齢者たちも、オンラインショッピングを利用することが多い。このほどオンラインを使って2人分の食材を注文した高齢女性が、夫を亡くすという悲劇に見舞われた。そして注文を半分に減らしたところ、デリバリースタッフが細やかな心遣いを見せ、傷心の未亡人を慰めたという。

英紙『Metro』や『The Sun』が伝えたところによると、サウス・ヨークシャー州シェフィールドに暮らすリンダ・ヒールドさん(66歳)は、23回目の結婚記念日である2016年12月23日に特別なご馳走を作ろうと、2年間利用している英大手スーパーTESCO(テスコ)のオンラインから食材を注文した。

ところが前日の22日に、夫のディヴィッドさん(68歳)が死去してしまうという悲劇に見舞われた。ディヴィッドさんは2011年に心臓発作を起こしており、心臓の問題が原因で亡くなったという。

ディヴィットさんには初婚相手との間に5人の子供がいたが、離婚後は10代の頃から知り合いだったリンダさんと再婚している。今年2月には、夫婦2人でディヴィッドさんの好きなカナリア諸島を訪れる計画も立てていたそうだ。

これからともに余生を過ごしていくはずの愛する夫を失ったリンダさんは傷心するしかなかったが、注文したたくさんの食材を半分に減らすためにスーパーに連絡し事情を説明した。

するとテスコのデリバリースタッフであるリアム・メロアーさんは、リンダさんに花束とチョコレート、ワイン、そして慰めの言葉を添えたカードを食材とともに届けたのだ。

名前も知らなかったスーパーのデリバリースタッフから、温かい心遣いを受け取ったリンダさんは感動した。「とてもいい青年で、『必要なものがあればいつでも連絡してください』と言ってくれました」とスタッフから受けた思わぬ好意に、喜びを露わにしている。

数年前から歩行が困難だったディヴィッドさんのために、リンダさんは週に一度、テスコのオンラインから食材を注文していたそうだ。リンダさんのように頻繁にオンラインで食材を注文する人は多く存在する。しかしデリバリースタッフが職務を超えてこのような親切な行いをしたことは、リンダさんの心に深く沁みたに違いない。

2人で旅する予定だったカナリア諸島には、ひとりで行くというリンダさん。「みんな、夫がとてもいい人だということを知っていましたよ。夫は本当に素敵な人でした」と語っており、この旅が彼女の心の悲しみを少しでも癒してくれるよう願うばかりだ。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)