猫の気持ちがもっとわかる!第1回「ねこ検定」の学び方

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 猫も杓子も「猫、猫、猫!」だった2016年。来る2017年には、『ねこ検定』がスタートするというではありませんか(2017年3月26日、主催:ねこ検定実行委員会、試験会場は仙台・東京・名古屋・大阪・福岡)。

 私も検定を受けようと、さっそく『ねこ検定公式ガイドBOOK』を買ってみました。

 同書と検定をプロデュースしたのは、東京・神保町にある日本初の猫本の専門店「神保町にゃんこ堂」。そして監修は、一級建築士、愛玩動物飼育管理士、わんにゃん健康住宅研究所代表、一般社団法人ペットライフデザイン協会代表理事という多数の肩書を持つ清水満さんです。

◆猫を知る4科目。いざ勉強スタート!

 検定用といっても、題材は猫。猫のグラビア写真集のような楽しみもあます。喜怒哀楽の表情に癒されながら、いざ勉強スタート。

 科目は「猫の生態」「猫の暮らし」「猫の歴史」「猫と文化」の4つです。

(1)「猫の生態」…猫の身体の仕組みや猫のライフプラン。ゆりかごから墓場まで、といった、猫の大まかな一生を解説しています。

(2)「猫の暮らし」…猫の基本行動を追ったもの。人間が知りえない謎のしぐさや鳴き方など、理解を深めるうえで必要となってきます。

「猫の生態」が猫の人生(猫生?)なら、「猫の暮らし」はいわば猫の1日です。この2科目は、猫飼いの人には身近な問題でしょう。

(3)「猫の歴史」…猫の起源や種類など。大人気猫カフェの猫が登場しての品種図鑑です。アイドル品評会さながらの競演に「週末はこの子とデートしたい!」と欲求がムラムラ。アメリカンカールやラガマフィンといった比較的新しい品種に会えるのは、諸事情で猫を飼えない人にとってうれしいもの。

(4)「猫と文化」…猫とともに生まれた名作の数々を紹介。猫そのものには詳しい人も、猫カルチャーには弱いかも。猫への造詣を深めるために、学んでおいて損はありません。というか、この「猫と文化」は猫飼い、猫好きじゃなくても面白味がある科目なのです。

◆公式サイトやガイドBOOKには練習問題も

 2017年3月26日に開催される『ねこ検定』には、初級と中級があり、全国5都市でわりと大々的に行われます(履歴書に書いてもいいけど、就活に役立つのかな?)。

 また、検定問題と公式ガイドを監修している清水満さんは、獣医師ではありません。そのへんも考慮して、検定を受けるかどうか考えるといいのでは。

 実際、私も練習問題に取り組んでみましたが、疑問が残る回答もありました。獣医師が監修した猫本と違いがあったのです。ただ、キャリアのある著名な獣医師でも、本当の答えは猫のみぞ知るところもあって、100%の正解はないのかもしれませんが。

 それでも私が『ねこ検定』をおすすめしたいのは、検定の収益金の一部が、東京都・千代田区で飼い主のいない猫のために活動するボランティアグループ「一般社団法人ちよだニャンとなる会」へ寄付されることが理由のひとつです。同法人が行う猫の保護活動及び猫の医療費に使われるそうです。

 加熱する猫ブームの裏で、猫を単なる物として売買する悪徳業者がいたり、一度ペットとして迎えたものの飽きて捨ててしまったりと、悲惨で過酷な運命を強いられている猫は後を絶ちません。

 そういった猫のために、楽しんで貢献できる『ねこ検定』。もっと猫を知るきっかけになるのではないでしょうか。
※ねこ検定 公式サイト(申込み締切 2月27日)

<TEXT/森美樹>