今の日本では、年配者が生き生きと仕事を続けている様子をしばしば見ることができる。生活のためにという人ももちろんいるだろうが、「生きがい」として働く人もたくさんいるのだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 今の日本では、年配者が生き生きと仕事を続けている様子をしばしば見ることができる。生活のためにという人ももちろんいるだろうが、「生きがい」として働く人もたくさんいるのだ。

 中国メディア・今日頭条は6日、「日本の高齢者はどうしてお金に困っているわけではないのに、こんなに仕事を熱愛するのか」とする記事を掲載した。記事は「日本は高齢化の程度が高い社会である」としたうえで、60歳で定年退職を迎える人に対し、能力と意志がある場合には65歳までの雇用を保証する法規が制定されており、彼らの経験を生かしたい多くの日本企業が受け入れの姿勢を示していると紹介した。

 そして、日本にいると「タクシーや観光バスの運転手、ホテルのスタッフ、スーパーのレジ係、学校や企業の警備員、配達業者など、サービス業において高齢者が活躍していることに気づく」とし、真剣なまなざしを見せたり、生き生きとした表情を見せたりしながら仕事に勤しむ高齢者たちの写真を数枚掲載した。

 記事は「彼らは経験豊富であるのみならず、サービス態度がよく、責任感やプロ意識が強い。その表情や言動からは、彼らの満足感、情熱、自信こそ垣間見えるが、自己卑下や苦悶といった様子は見られない。彼らの仕事ぶりは、サービスを提供する相手からリスペクトされるのである」と説明。「彼らにとって仕事は心。それは、日本特有の『匠の精神』なのだ」と結んでいる。

 隠居することなく何らかの仕事をしている高齢者は、確かに表情が生き生きしているように思える。適度な責任感と緊張感、そして社会貢献をしているという充足感が「生きがい」を生むのだろう。仕事の場、趣味を楽しむ場など、高齢者の様々な「生きがい」ニーズを満たすような社会づくりが、高齢化社会が急速に進む日本、そして中国ではますます求められることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)