2017年の米国株市場、米ドル/円相場を大予想! 絶好の「買い時」が来る3月と8月に注意せよ!

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現在発売中のダイヤモンド・ザイでは、日本株の総力特集「2017年『株』全予測&儲け方」を掲載。その中では、この先トランプ新政権の誕生で混乱が予想される、ドル・円相場の展望も紹介している。

ご存じのとおり、ドル・円相場の動向は日本株市場にも多大な影響を及ぼすため、2017年にどのような動き方をするか、方向感を掴んでおきたいところ。今回は、2人の専門家に意見を伺った!

トランプ次期大統領が打ち出した
政策の先行きと、金利動向に注意!

 米国のトランプ次期大統領は、米国内の問題に優先的に取り組むと見られている。また、大規模な減税とインフラ投資を公約していることから、2017年1月20日の大統領就任までは、長期金利の上昇とドル高が続く可能性が高い。

 しかし、実際に政権が発足すると、現実に即した予算配分になり、長期金利下落で、米国株安、ドル安が進むと、マンハッタン・グローバル・フィナンシャルの森崇さんは指摘する。  

「合衆国憲法は外交や国防、条約に対しては、大統領に大幅な権限を与えている。しかし、財政出動の規模などは議会が決定します。財政規律を重んじる共和党の伝統を考慮すれば、トランプ次期大統領の希望する規模が削減される可能性が高い」

 さらに、2017年3月以降は、欧州各国で選挙が実施されるため、選挙結果次第では株価急落も。

 その後、米国株が上昇へと転じるかどうかは、FRB(米連邦準備制度理事会)の動向がカギを握ると、コンテクスチュアル・インベストメンツLLCの広瀬隆雄さんは見ている。

「長期金利の先行きに不透明感があると、リスクオフが続きやすい。しかし、FRBは夏頃までに、今後の利上げペースについて方針を打ち出す可能性があります。市場ではそれを好感して、景気拡大期待から株が買われる相場となる。それとともに、長期金利が上昇し、株高、ドル高となる」

 また、年後半になると減税や財政出動の効果が実体経済に表れ始め、いったん売られたNYダウは2万ドルを回復し、ドル・円も120円までドル高円安が進む期待がある。

 なお、ここまでの観測を反映したのが上の図。読みのとおりに推移するならば、政治リスクで下落の予想される3月と8月が、ドルと米国株の「買い時」、そこから回復局面に入る6月と12月が「売り時」ということになる。為替や米国株に投資しなくても、これらの動向は日本株に影響するため、注視しておいてほしい。