Doctors Me(ドクターズミー)- ハイハイ期に気をつけたい!おうちの中の危険ポイント

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ハイハイといえば、歩く前の赤ちゃんが両手両足で前進するなんともかわいらしい姿を想像してしまいますね。
お子さんのいる方にとっては、ねんねだった赤ちゃんが寝返り、お座り、ズリ這い…とできることが増えていき、あんよ手前の赤ちゃんらしい行動といえるのではないでしょうか。
今回はこのハイハイについて、家庭で気をつけなければいけない点などを中心に医師に解説していただきました。

ハイハイはいつ頃からする?

手のひらと膝で体を支えて這うことをハイハイと呼び、だいたい生後8か月前後の赤ちゃんに見られます。早い子では5〜6か月頃から、遅い場合9、10か月を過ぎてから、もしくはハイハイをせずにいきなりつかまり立ちをする子もいます。
ハイハイをする前に、手だけをつき、足とお腹は床についた状態で、いわゆるズリ這いをすることもあります。その場合、前に進めず後退してしまうこともあります。一般に上半身の成長のほうが下半身より早いことで、こういった現象が見られます。
膝を曲げず腕も足も伸ばしたままで、いわゆる高這いをすることもあります。

ハイハイしだしたら気をつけるべき点は?

赤ちゃんがハイハイをしはじめたら、家の中とはいえ行動範囲が広くなることを意味します。そのため、以下のような点に注意が必要です。

・落下しそうな段差や階段には柵をする
・キッチンの入り口にゲートを設ける
・棚の上に重いものを置かない(赤ちゃんがゆさぶって落下する可能性)
・風呂に残り湯を張ったままにせず、その都度抜く
・トイレの便器の水でも溺れることがあるため、トイレに侵入できないようにする
・ドアのちょうつがい部分や、引き戸と壁の間に指を挟むこともあるため注意する
・頭をぶつけそうな角にクッション材でガードをする
・コンセントカバーをつける
・床をこまめに掃除する

誤飲すると危険なものは?

また、ペットボトルの飲み口を通過するサイズのものは、赤ちゃんも飲み込めてしまうと言われています。ボタン電池、錠剤などが特に危険ですが、以下のような点にも注意しなければいけません。

・手の届く範囲に飲み込めるサイズの小銭やタバコを置かない
・飲み込むと有害な液体洗剤や漂白剤も、洗面台の下など低い位置には置かない

などといった対策が必要になります。

「ハイハイしないで歩くとよくない」は都市伝説?

ハイハイは足腰を鍛え、反射神経を鍛える作用があるとされていますが、具体的にハイハイを何か月した赤ちゃんと全くしなかった赤ちゃんで、将来の運動機能を詳細に調べたというような科学的研究はありません。
ハイハイしている赤ちゃんを、無理やり立たせる必要はないですが、逆にハイハイをせずに歩こうとする赤ちゃんに対し、歩くのをやめさせハイハイさせようとしても無理です。赤ちゃんの運動機能の発達には個人差が大きいため、あまり「いつまでにこれをしないとダメ」と考えず、赤ちゃんに任せる方針でよいと思われます。

医師からのアドバイス

ハイハイをなかなかしない赤ちゃんに対しては、お母さんも腹這いになって赤ちゃんと目線を合わせ、興味を持ちそうなおもちゃを手の届かない所に置いて誘ってみたり、腹這いになった赤ちゃんの足の裏に手を添えて、蹴ることで前に進めるように助けるような運動が有効でしょう。
ハイハイは一時期しか見られない赤ちゃんの愛らしい動きです。楽しみながら見守ってあげられるとよいですね。

(監修:Doctors Me 医師)