1月7日(土)スタートの「銀と金」には伊藤美緒役でゲスト出演する高月彩良/(C)テレビ東京

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'16年に活躍し、'17年にさらなる飛躍が期待される俳優・女優、アイドル、アーティストなど、さまざまなジャンルのNext Generation Star(次世代スター)およびNew Generation Star(新世代スター)に話を聞く、ザテレビジョンの年末年始特別企画「NGS17」。

第15回は、連続ドラマ「銀と金」(テレビ東京系)のゲスト出演や、1月31日(火)深夜に放送のカンテレドラマ「大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語 Part2〜桜ノ宮編〜」のヒロイン役など、待機作がめじろ押しの高月彩良が登場!

デビューからこれまでを振り返りつつ、節目の20歳を迎える2017年の目標について語ってもらいました。

――まずは 芸能界に入ったきっかけから教えてください。

今の事務所に入ったきっかけはスカウトです。地元のスイミングスクールに通う途中の坂道で、スタッフの方に声を掛けられました。

――芸能界に興味はあったんですか?

全くなかったんです(笑)。だから、声を掛けていただいても、正直やってみたいという意欲はなくて…。でも、両親から「せっかくのチャンスだからやってみれば」と背中を押されたので、事務所に入る決心がつきました。

――じゃあ、もし両親から反対されていたら…。

たぶん、芸能界には入っていなかったと思います。うちの両親を含め、周りの人たちが応援してくれたこともあって「やってみよう!」という気持ちになりました。

――当時、憧れていた芸能人はいましたか?

私は(堀北)真希さんが、本当に好きだったんですよ。事務所に入った後、真希さんが出演されているCMの撮影現場に連れて行ってもらって、その時に初めてお会いしました。

もう、あまりにもうれし過ぎて。真希さんから「こんにちは」って声を掛けられた時に、感動して泣いちゃいました。今も、思い出しながら話しているだけで泣きそうです。大好きな女優さんですし、すてきな先輩です。

――デビューから約8年。これまでの芸能活動を振り返ってみていかがですか?

全てのお仕事が、5秒で終わっちゃったような感覚です。

――あっという間って感じ?

そうです。一つ一つのお仕事のスピードが早く感じます。本当にあっという間。決して嫌な早さではないんですけど、この仕事を始めてから特に毎日が早く過ぎていくような気がします。

――その早さの中に焦りのようなものもあったりしますか?

年を重ねるにつれて、周りの友達がどんどん社会人になっていったり、大学に進学する子がいたりして、みんな自立していくんです。だから、自分もしっかりしなきゃって思う焦りのようなものはあるかもしれません。

――そういえば、小学生の時にデビューした彩良ちゃんも今年の8月で20歳に!

やばいです(笑)。 

――やばい?

はい。もう20歳なんですよ〜。

――“もう”っていう感じ?

“もう、20歳”っていう感覚。それと、まだ10代でいたいという思いもあります。10代と20代の境目は、結構自分の中で大きいですね。

――小さい頃に抱いていた20歳のイメージと今の自分を比べてみていかがですか?

まだまだ、子供ですね(笑)。想像していた20歳はもっと大人で、しっかりしているイメージ。私自身は、昔から全然変わっていない気がします。

友達と「お酒が飲める年齢なんだよね」って話したりするけど実感が湧かないし、自分が20歳になるなんて考えられないですね。

――お酒は飲んでみたい?

飲んでみたいです。だけど、お父さんとお母さんを見ていると、体質的に得意じゃないと思います。だから、あんまり飲まないようにしようかなと。20歳になったら記念として飲んでみたいという気持ちはあります。

――それでは、この辺で2016年を振り返っていきましょうか。

2016年は、2015年に撮影した映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」が2月に公開されて、時代劇初挑戦となったドラマ「かげろう絵図」(フジテレビ系)が4月に放送されました。

その後は、連続ドラマ「重版出来!」(TBS系)と「時をかける少女」(日本テレビ系)にゲスト出演。その合間に、飛び飛びでしたけど時代劇「石川五右衛門」(テレビ東京系)の撮影に参加しました。

――連ドラにゲスト出演する時に心掛けたことはありますか?

今までの連ドラはレギュラー出演が多かったので、役も段々つかめていく感じがしていたんです。でも、ゲスト出演だと役と向き合う時間が短くて。特に「重版〜」の東江絹というキャラクターは、頭が痛くなるぐらい悩んだんです。

絹ちゃん自身がすごく葛藤する女の子だったので、彼女に寄り添っていくと自分も重いものを抱えたような感じになりました。

役によるんですけど、結構絹ちゃんは引きずりましたね。役から離れる時、寂しかったです。スポットで参加する時は瞬発力が求められるような気がしました。その分、短い時間の中で役にどっぷり浸かれる点が面白い。時間を大事に使うことも学べたし、どの現場も温かく迎えていただいたのでうれしかったです。

――連ドラでは初となる時代劇「石川五右衛門」の小雀役も印象的でした。

他の作品を撮りながらの参加でしたけど、本当に楽しかったです。毎日がドキドキの現場は、とても新鮮でした。アクションシーンにも挑戦できたし、また時代劇に出演できたらいいなと思っています。

――さて、2017年は連ドラ「銀と金」からスタート。この作品もゲスト出演ですね。

私は7話から登場する伊藤美緒という女の子の役なんですけど、ギャンブル好きの男にハマった友達のことで悩んでいる時に、池松壮亮さん演じる森田と出会って相談するという設定です。

物語の中では、森田に対する美緒の恋心も描かれていて。少しずつ引かれていく展開がいいなと思います。

――ドラマでは、さまざまな“勝負”が展開されますけど、彩良ちゃんの「勝負運」は?

私は…強い時もあるし、なんでここで負けるかなぁっていうこともよくあります(笑)。絶対に勝たないといけないという状況の時に力が入り過ぎて負けちゃうタイプ。

これは勝負運とは違う話になってしまうんですけど、この前ジェンガをやったんですよ。その時も、気合が入りすぎて崩しちゃったんです。あれは、力を入れずにスッと抜いた方がうまくいくんですよね。どうしても本気になり過ぎちゃうので、力を抜くことも大事だと学びました(笑)。

――関西ローカルですが「大阪環状線〜」はタイトル通り、大阪が舞台。

撮影は約5日間。作品の舞台である桜ノ宮駅と、周辺の学校やプールなどでロケをしました。桜ノ宮駅の音楽は、大塚愛さんの「さくらんぼ」なんですよ! なんか、それに感動しちゃって。ベルだけじゃない音も流れる駅っていいですよね。

このドラマで私が演じた江波夕輝は、あることがきっかけで水泳を諦めた高校生。彼女が朝陽という女の子と出会ったことで、少しずつ傷ついた心を回復させて成長していく姿が描かれています。ちょうど、私の高校卒業と同じ時期に撮影していたので、いろいろなことがリンクしていて思い出に残る作品の一つになりました。

私も夕輝にとっての朝陽のような存在を見つけて、お互いに高め合っていける仲間を作りたいなと思いました。

――芸能界入りのきっかけでもある「水泳」がキーワードという点に不思議な縁を感じますね。

そうなんです! ずっと前から水泳選手の役をやりたいと思っていたので、すごくうれしかったです。やっと、特技を生かすことができました(笑)。泳ぐシーンもあるので、ぜひ観てください!

――今でも泳いでいるんですか?

はい。定期的にプールで泳いでいます。水の中は、家にいるみたいで落ち着くんです。

――2017年は20歳になる年ということで、10代でやり残したこと、もしくは成人する前にやっておきたいことは?

両親やお祖母ちゃんたちに1回目の恩返しをしたいです。子供の頃から、ずっと甘えてばかりいたので…。20歳という節目までには、大きな恩返しをしたいと思っています。あとは、料理をする機会を増やしたいなと。これは20歳を過ぎても続けたいことです。

――今年も忙しい日々が続くと思いますが、彩良ちゃん流のリラックス法は?

今は、ギターを弾いているときが一番楽しい! 歌と指の動きに集中するので、無心になれるんです。尾崎豊さんの曲は結構弾けるようになりました。まだ、1番までだったり、ワンフレーズのみという曲も多いですけど、楽譜を見なくても弾ける曲が少しずつ増えてきて。ギターを触っているとリラックスできます。

――ずばり、2017年の目標は?

今まではいろんな役を演じられる女優さんになりたいと思っていたんです。でも今は、自分の色を出せるようになりたいなと。例えば、事務所の先輩の(黒木)メイサさんだったら“かっこいい”“クール”というオーラが漂っているなと感じていて。

そういう意味で、私も周りの人たちから「高月彩良はこういうイメージ」というカラーを作品やお芝居を通して作っていきたいです。舞台や映画にもたくさん出たいですし、今は趣味の範囲のギターもいつか何かの作品につながればいいなと思っています。

そのためには、積極的に映像作品を見たり本を読んだりして、常に自分を磨くことも忘れずに続けていきたいです。

――では、最後にメッセージをお願いします。

あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願い致します。2017年は、皆さまに見ていただける作品が続くので、見逃さずチェックしてください。

そして、今年は20歳になるということで、大きな変化を見せられるように頑張りたいと思っているので、温かく見守ってくださったらうれしいです。

【取材・文=月山武桜】