シニア世代の約半数は現在の生活に満足しているが、一方で現役世代の主婦の89.1%は、老後のお金が不安と回答した。

 ソニー生命保険株式会社は、50歳から79歳の全国のシニアを対象に「シニアの生活意識調査」を実施し、その結果を12月20日に発表した。調査期間は10月31日から11月1日の2日間で、有効回答者数は1,000名。

 現在の生活に対するシニアの満足度を調べたところ、「非常に満足」が6.1%、「やや満足」が42.9%で、49.0%が満足感を感じていた。一方、「非常に不満」が11.1%、「やや不満」が12.8%となり、不満を感じているシニアは23.9%にとどまった。「どちらともいえない」は27.1%だった。

 シニアの満足度(「非常に満足」と「やや満足」の合計)を項目別にみると、食生活に満足しているシニアが59.6%で最も高かった。以下、「友人関係」(48.8%)、「健康」(43.0%)、「経済状況」(34.3%)、「地域の交流」(29.0%)と続き、「将来に対する備え」が24.4%で最も低くなった。将来の備えに多少不安はあるものの、シニア層の多くの人々は現在の生活に満足している様子がうかがえる。

 一方、株式会社SBI証券は、20代から40代の専業主婦450名を対象に「老後のお金に関する調査」を実施し、その結果を12月20日に発表した。調査期間は12月6日から7日の2日間。

 老後のお金について不安を感じているか聞いたところ、54.9%が「不安を感じる」と回答し、「やや不安を感じる」の34.2%とあわせ、89.1%の主婦が老後に不安を感じていた。「あまり不安は感じない」は6.7%で、「不安は感じない」は4.2%だった。老後のお金に不安を感じていないと回答した主婦(「あまり不安を感じない」と「不安を感じない」の合計)に、そう感じる理由を複数回答で聞いたところ、「漠然としてあまり具体的なイメージがわかない」が42.9%で最も多く、「十分な貯蓄がある」の24.5%と「老後に向けた生活プランを立てているから」の12.2%が続いた。

 そこで、老後にいくらあると安心して生活できるかを聞いたところ、最も多かったのは「いくらでも安心できない」の31.1%だった。以下、「5,000万円以上」13.8%、「2,000万円〜3,000万円未満」11.3%、「3,000万円〜5,000万円未満」10.4%、「1,000万円〜1,500万円未満」11.1%が続き、66.6%の主婦が2,000万円以上と回答した。

 将来は年金の不安もあり、現役世代の人々は老後のお金に漠然とした不安を抱いているようだ。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]