じんわり響く、沁みてくるベニシアさんの言葉たち

写真拡大

あわただしい日々のなかで1人静かに過ごす時間ができたとき、ゆっくり読みたい本があります。それは京都の古民家で暮らしているハーブ研究家、ベニシア・スタンリー・スミスさんの著書『ベニシアからの言葉の贈り物 毎日をもっとゆっくりと』。
休息と回復は冬の喜び
1ページ読むごとに、心がほっこりあたたかくなる。そんな美しく、やさしいエッセイ集です。たとえば厳しい一面もある冬という季節について、ベニシアさんはこう言います。

葉が落ちて節だらけの幹があらわになった木々や、
花を落として茎だけになった植物が、
芽吹きの春をじっと待ちながら、エネルギーを蓄えているのが分かります。
休息と回復が冬の喜びです。
(『ベニシアからの言葉の贈り物 毎日をもっとゆっくりと』P39より引用)

寂しく見える冬の落葉樹も、あたりがシーンとして時間が止まったような夜のひとときも、じつは冬の喜びのひとつなのだと考えると、なんだか愛しく思えます。
安らかな心は美を見いだす
でも都会に住んでいると尚更、1人の時間は退屈だったり、ときにつまらなく、なにか物悲しい気持ちになることも。そんなときはベニシアさんのこの言葉を思い出したいものです。

安らかな心は、すべてのものに美しさを見いだします。
(『ベニシアからの言葉の贈り物 毎日をもっとゆっくりと』P21より引用)

たしかに静かな時間を「退屈」ではなく「安らかなひととき」ととらえたら、気持も変化し、身の回りのものも美しく見えてきそうです。

生き方、暮らし方は、ひとりひとりが創り出す芸術作品です。
(『ベニシアからの言葉の贈り物 毎日をもっとゆっくりと』P72より引用)

ベニシアさんのこの言葉にはげまされ、今日もまた自分なりの作品を、楽しみながら創りあげたいと思います。
[『ベニシアからの言葉の贈り物 毎日をもっとゆっくりと』]
image via shutterstock