屏東県政府文化処提供

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(屏東 6日 中央社)台湾原住民(先住民)ルカイ族の芸術家、杜寒菘さんは、ルカイ文化における「里古烙」(ルカイ語で「ウンピョウ」)の象徴としての重要性と意味を子供たちに知ってもらおうと、里古烙をテーマにした絵本と木彫りを製作した。これらの作品は屏東県の台湾パイワン族彫刻館で展示されている。 

屏東県政府文化処によると、西ルカイ族の伝説や神話、建築、禁忌、祭儀はすべてウンピョウと密接な関係があるという。ウンピョウは台湾では絶滅が確認されており、文化処は今回の展示を通じ、金儲けと物の豊かさのために自然や伝統文化を犠牲にすることは意味があるのか反省を促したいとしている。

杜さんは、ウンピョウ復活の取り組みを続ける姜博仁さんから「里古烙とはウンピョウで狩人、集落、家、森、山、そして自分の心でもある」との言葉を聞き、衝撃を受けたと語る。この言葉が外部の人の口から出た一方で、一部のルカイ族の人々が次第に里古烙の存在を忘れていることに疑問を感じたという。

今回の展示によってウンピョウを人々の記憶に深く刻み、子供たちに里古烙と友達になりたいと思ってもらえればと杜さんは願いを明かした。

展示は3月25日まで。

(郭シセン/編集:名切千絵)