1月8日に開幕!

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 昨年1月10日に死去したロック歌手デビッド・ボウイさんの大回顧展「DAVID BOWIE is」の内覧会が1月5日、東京・品川の寺田倉庫G1ビルで行われた。

 同展は、2013年に英ロンドンのビクトリア・アンド・アルバート博物館で開催されて以来、世界9都市を巡回し、これまでに約160万人を動員。衣装、音楽、映像など、ボウイさんのキャリアを網羅する300点以上の貴重なアイテムを紹介する。アジアでは日本が唯一の開催地で、ビートたけしと坂本龍一がボウイさんと共演した「戦場のメリークリスマス」を語る日本オリジナルの映像が展示される。

 ビクトリア・アンド・アルバート博物館キュレーターのビクトリア・ブロークス氏は、「10代の頃から想像力を膨らませ、アーティストとしてのデビッド・ボウイがどのように形成されていったか、インスピレーションの原石を発見できる」とボウイさんのデビュー前の資料から展示されていることが見どころの一つと説明した。

 内覧会には、生前のボウイさんとともに仕事をしたスタイリストの高橋靖子氏、写真家の鋤田正義氏、デザイナーの山本寛斎氏らが来場し、当時の思い出や逸話を披露した。数々のボウイさんのスタイリングを担当した高橋氏は「いろんな思い出がじわじわよみがえる。ミック・ロンソンとおでこをくっつき合わせるようにして作曲をしていたのを覚えている」と振り返る。ボウイさんのために歌舞伎をモチーフにした衣装をデザインした山本氏は「ここで展示されている(衣装をデザインした)東洋人は私ひとり。私が作ったものがボウイに一番ぴったりあっていると思う」と前衛的な表現で長年にわたり第一線を走るデザイナーの自信を見せていた。

 ボウイさんが1977年に発表した「Heroes」のジャケット写真を撮影した鋤田氏は、顔の前で左手をかざす独特のボウイさんのポーズについて問われると「結論から言うと謎のまま。僕より本人が一番わかっていると思う。僕はポーズをこぼさないようにどんどん撮っていくのが精いっぱいのフォトセッションで、ポートレイトの難しさと面白さを感じた。彼自体が表現したいことがあふれていた77年の一枚」と述懐。オフィシャルサポーターを務めた女優の二階堂ふみは「クラウス・ノミとの衣装や寛斎さんの衣装、ベルリン時代の展示」が興味深かったと語った。

 「DAVID BOWIE is」は17年1月8日〜4月9日、東京・品川の寺田倉庫G1ビルで開催。