パンマニアの殿堂入りバゲットを食べずにいられるか!?粉の持ち味を最大限に生かしたパン屋「nichinichi」
「パンめぐ」編集長マンスリーコラムは盛りだくさんの内容でご紹介してきましたが、最後は12月19日(月)にグランドオープンした、「nichinichi」をご紹介しますね。
【パレスホテル】No.1人気はホロッと口どけるコーン・ブレッド!惣菜パンも充実の「SWEETS&DELI」【東京】
閑静な住宅街にあるパン屋「nichinichi」
小田急線の新百合ヶ丘から徒歩10分ほど。
道順としてはそれほど難しくないのですが、場所柄、小高いところに住宅街があるということで少し上り坂があります。
そう、nichinichiは閑静な住宅街にあるパン屋さんなのです。
nichinichiのシェフは、代々木の名店365日でシェフをされていた川島さん。
実は川島さんのことはシェフになられる前から存じ上げているのですが、彼の人柄がそのままパンにあらわれていました。
優しいのだけれど、主張するところはしっかり主張する。
それを一番に感じたのが「nバゲット」。
クラストはさっくりしていながら、クラムは気持ちもっちり。
食感もさることながら、粉自体が味わい深くて。
これは個人的なパンの好みになってしまうのですが、私、パンの中ではバゲットが一番好きでして。
その中でもバゲット自体(粉自体?)に主張を感じるものが好きなんですね。
だから、食事のお供としてスムーズに食べやすいものより、むむ!!なんかパンも主張してくるぞ!というものが好きなのですが、nバゲットはまさにそんな感じ。
自分の中では3本の指に入るお気に入りのバゲットになりました。
感動的な「たまごサンド」
また、感動的に美味しかったのが、たまごサンド。
昔はあまり見ることのなかった厚焼きスタイルのたまごサンドですが、近年のサンドウィッチブームもあいまって、こういうスタイルのものを見る機会も増えました。
ただ、ゆで卵をつぶしてマヨネーズで混ぜてというスタイルで育ってきているので、厚焼きスタイルのものには、今一歩気持ち踏み込めないところがあったのですが、これ美味しいです。
玉子はプリン?と思うくらい口どけ良いですし、最大のポイントだなと思うのはパンにマヨネーズとからしを少量ですが塗っているということ。
これがサンドウィッチを飲みこむ直前に、ほどよい味のアクセントになり、気持ち口の中がさっぱりするんです。
全体的に小ぶりなパンが多く、少しずつたくさんの種類を食べたい身としてはかなり嬉しいラインナップ。
そして、実際にお店に行ってみて感じたのはお客さんの層のすごさ。
老若男女はもちろん、小学生くらいのお子さんが自分たちだけでも購入しにきていることに驚きました。
開店してまだ1か月も経っていないのに、地元の方にすでに愛されている。
お店の名前「nichinichi」は、漢字にすると、日日。
そう、日と日をつなぐパン屋さんに!という意味を込めてつけたのだそう。
食パンには可愛い焼印もついていたりして、シンプルというよりバターを感じるリッチ食パンなイメージですが、可愛い箱に入れてくれるので、お土産にもよさそうですね。
nichinichi
住所:神奈川県川崎市麻生区万福寺4-8-4 ペルナ 101号
電話番号:044-819-6631
営業時間:8時〜19時(パンがなくなり次第終了)
定休日:不定休