3代目ルノー トゥインゴにエントリーグレードの「ゼン」が追加され、1月12日から発売されます。ルノーが得意とするコンパクトカーだけに、あまり着飾らなくても十分に絵になる仕立てなのが大きな魅力。

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6速デュアルクラッチトランスミッションのEDCも設定されていますが、最大の注目は5MT仕様でしょう。なんといっても新型トゥインゴの日本導入時にわずか50台限定で即完売となった「ルノー トゥインゴ サンク」以来の5MTになります。

エンジンは0.9Lの直列3気筒NAで、71ps/6000rpm、91Nm/2850rpmというスペック。

64psの軽自動車のターボエンジン車よりも少しハイパワーという程度ですが、960kgという比較的軽い車重もあって、街中から高速道路まで流れに乗るだけでなく、積極的にシフトチェンジをすることで流れをリードすることも可能。

速さではターボ仕様(90ps/135Nm)に譲りますが、MTならではの小気味の良い走りを考えると甲乙付けがたい魅力があります。

ただし、5MTのシフトフィールはスポーティというものではなく、実用車的な感触で、ゆったりと変速するのが似合います。ルーテシア ゼンの5MT仕様も同じようなテイストですが、これこそベーシックなフレンチ・コンパクトらしいと思えば納得。

スポーティなMT仕様なら日本導入が2018年以降という噂もある「GT」を待つのが正解かもしれません。

それでも3ペダルのMTですから、6速デュアルクラッチトランスミッションのEDC仕様よりも自分の走りにマッチする変速が可能ですし、ルノーのEDCはDCTの中でもやや変速時に「間」があるシフトフィールですから、これなら3ペダルの方が良いと思っていた人にもオススメ。

さらに、軽めのクラッチペダルや低速から意外なほどのトルク感もあり、扱いにくさはない毎日自然体で乗れる実用MT車に仕上がっています。アイドリングストップも備わっていますが、クラッチペダルを踏むと即座にエンジンが掛かりますからMT操作の理に適っています。

マニュアルエアコンやホイールカバーになるなど装備は最小限ですが、とくに5MTなら楽しさは最大限。171万円(5MT)からスタートするフレンチ・コンパクトカーライフは、クルマはシンプルでもとても充実しそうです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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