ライダーが乗っていない状態でも自立できて低速走行時・停止時のふらつきも軽減してくれるというバランス制御技術を搭載した実験車両をホンダがCES 2017で公開しました。バイクは高速走行中と比べて低速で走行しているときは安定度が下がるもので、また、ライダーが降りた時にはスタンドを使わなければ自立できないものですが、そういった考えをすべて前時代のものにしてしまうような発想です。

Honda | 「CES 2017」Honda発表内容 〜生活の質を高める新価値提供に向け、AI・ビッグデータ・ロボティクス技術を活用したオープンイノベーションを加速〜

http://www.honda.co.jp/news/2016/c170106.html

どんな技術なのかはYouTubeで公開されている映像を見るとわかります。

Honda Riding Assist - YouTube

ヘルメットを被った男性が静止状態のバイクの上でハンドルを持たず立ち上がっています。注目すべきは、バイクはスタンドを使って立っているわけではないというところ。



場所が変わって、同じようにバランス制御をバイクに任せる男性。ホンダがASIMOなどのヒューマノイドロボット研究で培ったバランス制御技術が応用されています。



今度はバイクのそばに立った男性。



にゅーっとフロントフォークの角度が変わりました。





バイクのみになりましたが、それでも自立しています。



トリックなし、スタンドなし。



別の人がやってきて、バイクにそっとタッチ。



すると、まるで導かれるようにバイクが後をついていきます。



低速でも安定走行可能だからこそできることで、まるでバイクがペットのよう。



Periscopeで配信されたCES 2017での発表の様子を見ると、システムが作動していない時に倒れないように2本のバーが伸びていますが、バーに頼ることなく会場でも低速走行に成功しているのがわかります。



この「Honda Riding Assist」はあくまで実験車として作られたもので、直近で市販される予定があるわけではないとのことです。