5日、韓国・朝鮮日報によると、韓国で昨年9月に起こった観測史上最大規模のマグニチュード5.8の地震やその後の余震に関して韓国の研究機関が調査を行ったものの、いまだ震源断層を見つけられていないことが判明した。写真は韓国・慶州。

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2017年1月5日、韓国・朝鮮日報によると、韓国で昨年9月に起こった観測史上最大規模のマグニチュード5.8の地震やその後の余震に関して韓国の研究機関が調査を行ったものの、いまだ震源断層を見つけられていないことが判明した。

韓国地質資源研究院は4日、研究員20人余りを動員し3カ月間にわたって震央一帯を調査してきたが、地震の原因となった震源断層を把握できなかったと明らかにした。昨年9月12日、韓国南東部の慶州市付近を襲った地震は、すでに知られていた二つの断層の間の地域で起こっており、確認済みの断層から枝分かれした分岐断層か、まだ把握できていない別の断層が原因となったとみられている。

同院は当初行った地質調査や地下水の水位変化調査では新たな断層を見つけることができず、11月半ばからは現段階で最も正確な調査方法とされる物理探査を行ったが成果を得られなかった。韓国気象庁は慶州地震の震源の深さを15キロとみているが、同院の物理探査技術では地下2キロまでしか把握できないのだ。

同院は今年から3年をかけて追加の精密調査を行うとしているが、まだ調査方法も決められていない。地中に穴を掘って行うボーリング調査が最も確実とされるものの、100メートルの掘削には1億ウォン(約980万円)がかかり、深さ15キロまで掘ることは事実上不可能だ。

こうして韓国の技術力の限界が明らかになったことを受け、専門家などからは、今後の地震対策のため日本など地震研究の進んだ国との協力が急務だとの指摘が出ている。

また、韓国のネットユーザーからも「お隣の国の専門家に頼めばいいのでは?」「日本の地震専門家をお連れしなさい」「国の予算はこういうことに使うためにある。技術力が足りないなら日本に頼んで」「日本の専門家に聞けばすぐに分かりそうなのに」「地震対策ならやっぱり日本」など、日本の協力の必要性を訴える声が多く寄せられている。

また他には、「できないなら最初から調べるとか言って騒ぐなよ」「分からないのも当然だよ。韓国の政府機関できちんと仕事している所を見たことがない」「これが韓国の今のレベル」「地震の原因って、地殻変動以外にあるの?」といったコメントも寄せられた。(翻訳・編集/吉金)