ユナイテッド航空機、バゲージハンドラーが積載作業中に離陸(出典:https://www.washingtonpost.com)

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乗客のスーツケースを含む、それはたくさんの荷物を航空機の貨物室に出し入れするバゲージハンドラー(荷物係)。このほどワシントンD.C.の空港に着陸した飛行機において、青ざめた表情のハンドラーが貨物室から降機したことを『washingtonpost.com』などが伝えた。

バゲージハンドラー(荷物係)を貨物室に閉じ込めたまま旅客機が離陸するアクシデントが起きたのは、ノースカロライナ州のシャーロット・ダグラス国際空港を1日午後2時半過ぎに発ち、乗客約50名を乗せてバージニア州のワシントン・ダレス国際空港に向かったユナイテッド航空6060便(エンブラエル170型機)。旅客機は目的地まで約1時間半のフライトを続けたという。

ユナイテッド航空の広報担当者が2日に発表したところによれば、同機はローカル路線を委託している「メサ航空」が運航しており、閉じ込められたバゲージハンドラーのレジナルド・ガスキン(45)さんは無事であるとのこと。同機は高度27,000フィートまで上昇したが、貨物室内の温度や気圧については説明されていない。その後、米連邦航空局(Federal Aviation Administration)がシャーロット・ダグラス国際空港にて原因の調査にあたり、再発防止に向けて職員、作業員らには厳重な注意がなされたもようだ。

なおガスキンさんは、空港貨物ハンドリング業務を含むエアライン・ソリューション会社「G2 Secure Staff(本社テキサス州アービング)」からユナイテッド航空に派遣されていたスタッフ。『washingtonpost.com』の取材に対し、ガスキンさんは「神がそばについていてくれたから助かった」としたものの、「弁護士の助言につき他には何も話せない」と答えている。

3か月ほど前には、ポルトガルを発ちアンゴラ共和国に向かっていたTAAGアンゴラ航空(TAAG Angola Airlines)で同様の事件が起きている。離陸の約30分後、すでに飛行高度が35,000フィートに至っていた中で地上スタッフからコックピットに連絡が入り、機長は急旋回、急降下のうえリスボンの空港に緊急着陸。しかし貨物室に倒れていたハンドラーは意識もなく低体温症を発症し、すぐに病院に救急搬送されていた。

出典:https://www.washingtonpost.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)