セバスチャン・スタン 写真:AP/アフロ

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 マーゴット・ロビー主演で進められている、1994年のリレハンメル五輪直前の「ナンシー・ケリガン襲撃事件」で罪に問われたアメリカの元フィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングの伝記映画に、「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」のバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役で知られる俳優のセバスチャン・スタンが参加することがわかった。

 本作「I,Tonya(原題)」は、「ニューヨークの恋人」のスティーブン・ロジャースが執筆した脚本をもとに、「ラースと、その彼女」のクレイグ・ギレスピー監督がメガホンをとる。米ハリウッド・レポーターによれば、スタンは、ロビー扮するハーディングの元夫で、ケリガン襲撃の共犯として逮捕されたジェフ・ギルーリーを演じる。なお、本作は米ミラマックスが北米配給権を獲得している。

 米オレゴン州ポートランドの貧しい家庭に育ったハーディングは、91年の世界選手権で2位に入るなど、アメリカを代表するフィギュアスケーターとして活躍していた。しかし、94年のリレハンメル五輪の代表選考会となった全米選手権の会場で、ライバルだったケリガンが何者かに襲われ、膝に怪我をした事件に関与していたことが発覚。リレハンメルでは、怪我を乗り越えて出場したケリガンが銀メダルに輝く一方で、ハーディングは精神的に崩れて醜態をさらしたうえに8位に終わった。

 オリンピック後は、服役こそしなかったものの、全米スケート協会から過去のメダルや権利を剥奪され、スケーター生命は終わりを告げた。その後、歌や女優、ボクシングや格闘技などに挑戦するも、いずれのキャリアもパッとせずに終わっている。現在は1児の母として普通の生活を送っているようだ。