泥酔状態のパイロット、操縦室で気絶し逮捕(出典:http://www.telegraph.co.uk)

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12月31日の大晦日のこと、新年を海外で迎えようという乗客99人と客室乗務員6人を乗せたカナダ西部カルガリー発メキシコ・カンクン行きの飛行機のパイロットが、操縦室で気絶するという非常事態が起こった。多くの乗客の命を預かるパイロットが、こともあろうに酒に酔ったまま操縦を試みたのである。

カルガリー国際空港で離陸直前のカナダ格安航空会社「Sunwing Airline(サンウイング航空)」に搭乗していたスロバキア出身の37歳パイロットが、泥酔し操縦室で気絶したため逮捕された。英メディア『The Telegraph』などが伝えている。

サンウイング595便(ボーイング737-800)は、31日の午前7時前にメキシコのカンクンへ向けて出発予定であり、機内には乗客99人と乗務員6人が乗り込んでいた。ところが搭乗口でそのパイロットの様子がおかしいことに気付いた乗務員は、操縦室で気を失っているパイロットを発見し航空局に通報した。

パイロットはカルガリー航空警察に旅客機から連れ出され逮捕された。その2時間後に血中アルコール濃度を測定したところ、基準値の3倍以上の数値が検出されたという。同航空警察のポール・ステイシー氏によると、このパイロットはあまりにも泥酔状態であったために、詳しい事情聴取をするまである程度アルコールが身体から抜けるのを待たなければならなかったそうだ。

パイロットの名前は裁判が始まれば明らかにされるという。現在、彼は泥酔したまま航空機を操縦しようとした罪などで拘留中だ。サンウイング航空のスポークスマンであるジャクリーン・グロスマン氏は「このような事態になり非常に遺憾です。しかしながら我々は乗客の安全を第一に考えて運航しております」と地元紙に述べている。

幸いにも離陸直前の発見であったために乗客や乗務員に怪我はなく、代わりのパイロットによって無事にカンクンへ向けて出発している。このパイロットには余罪の追及が求められると共に、しばらくの間は航空機の操縦が禁じられるという。

出典:http://www.telegraph.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)