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GENIVIアライアンスとNevada Center for Advanced Mobility(ネバダ州先進モビリティセンター:NCAM)は1月3日(米国時間)、ラスベガスにおいて歩行者安全に対する意識を高め、交通の流れを円滑にするために先進コネクテッド車技術を活用する協力同意書を取り交わしたと発表した。

同プロジェクトは、ラスベガスで車載通信技術と車両データを既存の交通インフラと一体化し、道路情報をドライバーに伝達する方法を段階的に調査することを目的としたもの。これにより、ドライバーは歩行者を含むほかの道路利用者に対する注意が高まり、すべての道路利用者のためになる安全な交通ネットワークが構築されることになるという。

2016年にネバダ州で起きた車両・自転車・歩行者による死亡事故は約210件で、歩行者の死傷事故の約半分は、横断歩道内ではなく道路中央分離帯、かつ夜間に起こっており、今回の実証試験でも、歩行者の多い大通りでの車の減速運転、歩行者の道路横断の減少、歩行者の安全意識を高める運動といった活動も含まれるという。

また、NCAMはコネクテッドビークルのデータとネバダ州南部の交通信号、および道路ネットワークを一体化させ、ドライバーが歩行者の動きやほかの交通問題に注意を払うような取り組みを行うほか、GENIVIアライアンスはリモート・ビークル・インターアクション(RVI)技術を活用し、コネクテッドビークル技術を装備した車からの情報と、ネバダ州南部の交通データの重ね合わせに取り組み、交通と車の情報の統合を目指すとしている。

ちなみに、今回の実証試験では、以下のようなコネクテッドカーのドライバーの意識を高めることに主眼を置いた取り組みを行っていく予定だという。

・バス停留所警告:ドライバーに前方のバス停や歩行者の通行を知らせ、車を減速させて、歩行者の動きに注意を払わせる
・ハイリスク警告地域:車の位置情報と時間帯に基づいて、車が横断歩道に近づいていることを車内で警告表示する
・スピード警告:スピード制限を超えていることをドライバーに警告表示する
・前方交通停止:追突の危険性を減らすため、前方の交通渋滞や渋滞後部への接近を警告表示し、ドライバーに交通状況を警戒するよう知らせる

なお、この実証試験は、ラスベガスで歩行者などの交通量が多いチャールストン大通りから行われる予定だという。

(小林行雄)