By Alfy

Andreessen HorowitzやGoogle Ventures、Greylock、Spark Capitalといったベンチャーキャピタルや著名な投資家などから1億3000万ドル(約150億円)以上の資金を得て、2016年4月には6億ドル(約700億円)以上の資産価値があると評価されていた海外ニュースメディア・Mediumのエヴァン・ウィリアムズCEOが、「広告を売ってもお金にならないのでスタッフの3分の1を解雇する」と発表しました。

Medium says it can’t make money selling ads so it’s laying off a third of its staff - Recode

http://www.recode.net/2017/1/4/14169348/medium-layoffs-ad-business-model-change

ウィリアムズCEOは、「Mediumでは広告ベースのビジネスモデルが成り立たなくなっており、50人の従業員を解雇し、ニューヨークとワシントンにあるオフィスを閉鎖することに決定しました」と発言しました。この「50人の従業員」というのは、Mediumで働く全従業員の約3分の1に相当するそうです。なお、Mediumに近しい人物によると、今回の解雇はコストカット計画の一部であり、「この次がある」とのこと。

2017年1月5日にウィリアムズCEOが投稿したブログの中で「可能なら、現在の広告に支えられる形のコンテンツ形態から抜け出したい」と述べているのですが、インターネット上で収入を生み出しているもののほとんどが広告であることもよく理解しているようです。なお、こういったインターネット広告収入に依存したビジネスモデルをウィリアムズCEOは「壊れたシステム」と評しています。

また、「我々が得る収入は悪化しています」と、「壊れたシステム」の中でMediumの運営が苦しくなっていったことも明かしています。



こういった経緯から、ウィリアムズCEOはMediumではこれまでとは異なる大胆なアプローチをとることに決めた模様。ウィリアムズCEOはインターネット上のコンテンツは単に人を引きつける派手な見た目や文言のみが評価されるのではなく、制作者の能力などを基に報酬を決められるべき、と記述しています。そのために、「我々は財源を変更し、作ったものの価値をベースにライターやクリエイターに報酬を与えられるような新しいモデル定義したい」としています。ただし、新しいモデルについて「正確に断言することはできない」とも述べており、その詳細は不明です。