映画史に残るマディソン・ダンス (C)1964 Gaumont OrsayFilms

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 ヌーベルバーグの傑作で、ジャン=リュック・ゴダール監督、アンナ・カリーナ主演の「はなればなれに(1964)」が、1月21日から新宿シネマカリテでレイトショー公開されることが決定した。

 当時夫婦関係にあった33歳のゴダールと23歳のカリーナが、1963年11月に設立した独立プロ、アヌーシュカ・フィルムの製作第1弾。ゴダールがアメリカの犯罪小説をもとに、型破りの3人組による恋と犯罪を描いたドラマ。

 3人がカフェで踊るマディソン・ダンスのシーンと、ルーブル美術館でゲリラ撮影された全力疾走シーンは、映画ファンの間で現在も語り継がれる名シーンとして知られており、本作の大ファンだというクエンティン・タランティーノは、自らの製作会社の名前に本作の原題「Bande a part」と付けている。日本では長らく劇場公開が実現せず、1998年に初上映。ミシェル・ルグランが音楽を担当した。若き日のアンナ・カリーナの魅力がほとばしるみずみずしい作品だ。

 ある日偶然出会った小悪党の男ふたりと、無垢な女。パリ郊外にある女の叔母の家から大金を盗む計画を立てる3人だが、予期せぬハプニングから計画は殺人事件へと発展する。強欲なアルチュールに惹かれるちょっと奥手なオディールと、彼女をひたむきに愛する優しいフランツ。アマチュア強盗団3人のバランスは、逃亡生活のなかで徐々に崩壊していく。

 「はなればなれに(1964)」は、1月21日から新宿シネマカリテでレイトショー公開。