女優兼、家電アドバイザーの奈津子です。

素材の味をそのまま生かした食事で体を健やかに保ちたい。そんな意識が、女性は年齢を重ねていくごとに特に高まっていくのではないでしょうか。

食生活って本当にダイレクトにお肌と体調に反映されてしまうんですよね。
そのためにもある程度の自炊は必須! けれども手間はかけたくないし、使用する調理家電はスタイリッシュなデザインじゃないとキッチンに置きたくない……。

今回はそんな欲求のすべてを完璧に満たしてくれる無水調理鍋「バーミキュラ ライスポット」をご紹介します!

目指したのは、世界一!

バーミキュラを製造しているのは“愛知ドビー”という81年前に設立された元々は鋳物などの製造業のメーカーで、愛知県・名古屋市にあります。

現在は3代目で兄である土方邦裕社長と、弟の土方智晴副社長のお2人がご兄弟で経営をされています。

3ショット(社長、副社長ともにそれぞれ違う魅力をお持ちで、かっ……かっこいい……!ドキドキ。。)

同メーカーのバーミキュラは「世界一素材本来の味を引き出す鍋」を謳っており、0.01mmの精度で鍋本体とフタの密封度が計算されている無水調理鍋のOven Pot Roundが2010年の発売以降、30〜40代の女性を中心に大ヒットを記録。

確かな技術にスタイリッシュなデザインが光ります。キッチンをワンランク上に見せてくれそう。

最も小さいサイズの「OvenPotRound14cm」で1万1000円、最も大きいサイズの「OvenPotRound26cm」では3万4000円からと、安くはないお値段ですが素材の味をひきだすということでとにかく大人気。

「無水調理では鍋底の『リブ』で、できるだけ熱を食材のすべての面に伝え過ぎないようにしながら、赤外線の放射熱で食材自身が持っている水分の対流を生かしてじっくり熱を入れます。これがバーミキュラ独自の『トリプルサーモテクノロジー』なのです」(土方智晴副社長)

100分の1mmの精度で 精密加工されているという製品の密封度合いは本当に完璧。指でフタを押しても一切カタカタとした音が鳴らず、美味しさの秘密がここにも隠されているのだとか。

「この密閉に手間にコストと労力と技術をかけているんです。でもそれが価格の差になってしまうんですよね」(土方邦裕社長)

新時代の炊飯器は細かい工夫が盛りだくさん

そして2016年12月。構想から3年の歳月を費やしてつくられた「バーミキュラ ライスポット」が販売されるやいなや、こちらも予約が殺到。

直売価格は7万9800円。納期は4か月待ちの状態です。

シルバーとブラックの配色がスタイリッシュさをかもしだしており、いかにも「新時代の炊飯器」といった印象です。

先駆けて発売されている一般的なバーミキュラ(OvenPotRound)とライスポットの違いは、後者はとにかくお米の美味しさと炊きやすさを追求されてつくられている点です。主な違いとしては炊飯時にご飯がより対流しやすいように、ライスポットは製品全体の形がOvenPotRoundより丸くなっている 点が挙げられます。

それから鍋底についている「リブ」と呼ばれる突起部分の形状が、OvenPotRoundでは線状になっているのに対して(ステーキなどに焼き目がつくように)ライスポット専用鍋では炊飯した後のお米のひっくり返しやすさと洗いやすさを追求してリブが水紋状になっています。

鍋底の模様が違うことに気がつきました!

また炊飯後にフタについた水滴が垂れないよう、突起とリングを使った『ダブルリッドリング』を採用。

これにより、そのまま卓上でおひつとしても使えるだけでなく高火力でも吹きこぼれしにくくなり、より洗いやすく使いやすく進化したのだそう。

社長、副社長の前でドキドキを隠しながら取材する奈津子であった。

ちなみにこのライスポット、実は炊飯だけでなく調理鍋として様々なレシピの調理にも対応しています。実際に製品で調理をしたメニューの 試食の感想は後ほどじっくりお伝えしますが、個人的にとても魅力を感じたのは本体にパッキンを一切使用していない所!

パッキンって本当に水垢や、以前に調理したメニューの「ニオイ」が付着しやすいんです。 なので、ちゃんとしたケアをしていないと本当にこのニオイのせいで料理の美味しさが半減してしまいます。この点はかなり革命的だと思いました。

残念ながら「OvenPotRound  26cm」のモデルはライスポットのヒーター部分に載せられないそうですが、22cmのモデルであれば自動調理ができるそうです。(炊飯は吹きこぼれるので不可。)すでにOvenPotRoundをお持ちの方はライスポットのヒーターを生かせば新たな使い方ができそうですね。

専用ヒーターの操作はタッチパネル式。スマホのようなインターフェースで感覚的に使えるだけでなく天面を布でさっと拭けるのが衛生的で楽チンです。

青い光がカッコいい!

実際に工場での製造過程も見学させていただいたのですが、鋭い目線の職人さんたちが細かく微調整をされていく、ひとつひとつの製品が愛情を持ってとても丁寧につくられていました。

こうやって作られているんですね……!

いよいよ……世界一を味わうことに!

いよい よ試食タイム! まずは炊きたてのご飯から。

炊飯器内のご飯をひっくり返すことを「飯返し」というそうです。純白のお米が美しいですね!

フタが開くと芳醇な香りがフワッと辺りへ漂います。いざ口へ運ぶと、絶妙なバランスで保たれた瑞々しさと粘りに衝撃が……。甘すぎず米粒本来の旨さとパワーが全面的にひきだされておりまさに絶品……思わず涙がでそうな美味しさでビックリしました!

あまりの美味しさに言葉がでません!!

間違いなく今までの人生で食べてきたお米の中でダントツトップで美味しい。

黄金色のスープの美しさといったら……。でもフォトジェニックなだけじゃない!

続いていて試食したのが「無水ポトフ」。メニュー名の通り野菜から出る水分だけで、味付けも塩とコショウのみ。なんとコンソメなどの添加物も使っ ていません。

キャベツや大根など野菜類の甘み、そしてソーセージやベーコンの香ばしさがダイレクトに伝わってきます。調味料分の手間とコストがなくなるのに、より美味しくなるなんて……。体の芯に栄養素がしみこんでいくような美味しさです!

仕上げにはグレービーソースをちょっぴり。美しい……。

こちらのローストビーフはまさにレストランの味で、同行した男性スタッフ陣からはいちばんの人気でした。
切り込んだ断面図をみてみると火の通り加減が絶妙。このロースとビーフと美味しいワインさえあれば一瞬でホームパーティーができちゃいそう。アンガスビーフなどの安いお肉でも美味しくなるのだとか。

バーミキュラの専属のシェフの方と!

個人的にはこのチャーハンがいちばんのツボ。普段、格別に「チャーハン好き」という訳でもないのですが、舌触りがパラパラ過ぎず、しっとり過ぎずもはや「お店の味」を越えている……ありえない旨さに大興奮しました。

火力が強く、とても炒めやすいです!

実はこのチャーハンはバーミキュラ専属のシェフの方の指導のもと私自身がつくったのですが、ものの3〜4分で、とても料理上手とはいえない私が本当にあっという間に絶品チャーハンをつくってしまいました。

ファミリー向けにはもちろん、これ1台あれば忙しい女性の1人暮らしでも調理の幅がグッと広がりそう。

皆さん、今年はこの「バーミキュラ ライスポット」をぜひ活用して自宅でたくさんホンモノの味に触れてみてはいかが でしょうか?

撮影/安蔵靖志

奈津子のトキメキ☆こぼれ話

あけましておめでとうございます!

趣味で日舞と茶道をはじめてから、かれこれ約4年ほどが経ちました。今年は例年以上に技術を磨いてそろそろ本格的な着物をゲットしたいと思っています!

2017年が読者の皆様にとって幸せの沢山訪れる年となられますように。今年もじゃんじゃん女子家電を紹介していきますので、この連載をよろしくお願いします!



■賢人のまとめ
炊飯器だけでなく、煮込み料理など幅広く使えるのもポイントです! 

■プロフィール

女子家電の賢人 奈津子

ドラマ『野ブタを。プロデュース』で女優デビューして以降、様々な作品に出演。20歳の時、SDN48に加入しアイドル業も経験する。現在は再び女優・タレントの道を歩む傍で、家電製品総合アドバイザー GOLDグレード(AV情報家電)の資格を取得。DIMEをはじめ数々のメディアで家電のコラムを執筆している。家電意外に茶道、日舞、餃子をこよなく愛する。
instagram→natsuko_kaden