4日、韓国の朴槿恵大統領が旅客船セウォル号惨事の発生時期を明確に記憶していないことを露呈する発言をし、波紋を呼んでいる。写真はソウルでセウォル号惨事の真相究明を訴える人たち。プラカードには「リメンバー0416」などとある。

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2017年1月4日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が旅客船セウォル号惨事の発生時期を明確に記憶していないことを露呈する発言をし、波紋を呼んでいる。韓国・ハンギョレ新聞などが伝えた。

朴大統領は1日、大統領府で開かれた新年の記者懇談会でセウォル号の惨事に言及、惨事当日の自身の行動をめぐるいわゆる「空白の7時間」の疑惑について釈明した。朴大統領は「密会していた」「手術を受けていた」「宗教儀式をしていた」など、さまざま持ち上がっている疑惑についていずれも「既成事実として(語られ)あきれるばかりだ」などとして否定、「私が正確に申し上げられることは、あの日、私は正常に、惨事が起こったという報告を受けチェックをしていた」ということだと述べた。

しかしむしろ注目を集めたのは、釈明に先立ち朴大統領が発した「昨年だったか?一昨年でしたか?あの時、セウォル号の惨事が起こりましたが…」との言葉だった。大統領はこの発言で、あの悲惨な出来事が起こった日を記憶していないことを露呈してしまったのだ。

惨事が起こったのは3年前の2014年4月16日。この日は犠牲者の遺族に言わせれば「全国民が記憶している日」であり、韓国メディアも「いまだ数多くの国民にトラウマとして残る国家的災難が起こった日」と表現している。この重い日付を、まるで自分とは関係のない数字のように忘れてしまったとみえる大統領に、韓国のネットユーザーから批判の声が相次いでいる。

「言葉を失った。本当に悲惨で絶望的だ」
「これは人間じゃないな」
「頭が悪いならノートに書いてでも記憶して責任を取るべきだ。これは歴史に残るほどのトンデモ発言」

「セウォル号は他人事なのか?」
「もう悪口も出てこない。涙を流しながらテレビ画面を見つめた、あの忘れられない日をなぜ…」
「もう認知症の症状まで出てきたか。これは1月中に弾劾を決めて大統領府から追い出さないと駄目だね」

「李明博(イ・ミョンバク)前大統領が最強のサイコパスだと思ってたけど、朴槿恵の方が上だな」
「やっぱりこの人は何も分かってないおばちゃんなんだね」
「崔順実(チェ・スンシル。国政介入事件の張本人とされる人物)がいないから、何が何だかさっぱり分からないんだろう」(翻訳・編集/吉金)