初優勝を果たし満面の笑みを見せる葭葉ルミ(撮影:ALBA)

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2016年も多くのドラマが生まれた国内女子ツアー。今となっては忘れている大会、1打はありませんか?今シーズンが始まる前に、ひと月ごとの優勝コメント共にプレーバック!今回は7月を振り返ります。
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1週間のオープンウィークを挟んで迎えたのが新規トーナメント「ニッポンハムレディスクラシック」。イ・ボミ、渡邉彩香らが「全米女子オープン」に出場するため欠場した今大会は北海道のアマチュア・小祝さくらが2位に3打差をつけるロケットスタート。首位で最終日を迎えたがスコアを落とし脱落。3つ伸ばした葭葉ルミが初めての美酒に酔った。
「今日は朝から狙ってはいましたが、まさか優勝できると思わなかった。ティショットからパッティングにいたるまでつねに“優勝する”気持ちで気持ちを切らさずに18番までこれた。周りの人は私がプロになれるとは思っていなかったと思うんです。アマチュア時代に目立った活躍がないことも気になっていた。でも“プロになってからが勝負だよ”といわれて頑張れた」と笑顔を見せた。
続くトーナメントは毎年ど派手な演出を見せる「サマンサタバサ レディース」。今年も乃木坂46、クリスタルケイらがステージ上で盛り上げた。そんな一風変わった大会では初代チャンピオンの木戸愛が一時は首位に立つなど好プレーを見せたが、全美貞が最終日に“66”の猛チャージで逆転。混戦にピリオドを打った。
「何度も辞めようと思ってた」と優勝会見で切り出した元賞金女王。「右手の怪我が良くならなくてインパクトすると右手が破裂しそうだった。もう韓国に帰りたいとずっと思ってた。だけど昨日、義兄が“今まで見たスイングで一番良い”と言ってくれた。それを信じて18ホール頑張ろうと思ってやりました」とコメント。3年ぶりの勝利に表彰式から優勝会見までずっと涙は止まらなかった。
真夏の伊豆決戦「センチュリー21レディス」は、リオオリンピック日本代表決定後初戦とエントリーしていた大山志保が首痛のため欠場。さらに賞金ランクベスト5の選手のうち出場するのは笠りつ子だけと、いささか寂しいメンバー構成となった。試合は初日が霧で遅れたため日没サスペンデッドになるなど波乱の展開に。最終ホールまで勝負はもつれたが、18番でバーディを奪った昨年覇者アン・ソンジュに軍配が上がった。
「本当に嬉しい。好きなコースで好きな大会、すごく幸せです。今年は途中でゴルフをするのが嫌になってしまったこともありました。ですが全米女子オープンに出て、いきなりアメリカのメジャーは大変でしたがゴルフがまた楽しくなってきました。今日はその時の経験を活かすことができました」と連覇を振り返った。
伊豆から富士山を挟んで反対側の山梨県に移動して行われた「大東建託・いい部屋ネットレディス」はイ・ボミが約1か月ぶりに日本ツアーに出場、またリオ五輪代表の大山志保も参戦するなど強豪が集まったが、青木瀬令奈、岡山絵里、ささきしょうこの若手3人が最終組に。青木が1番でダボを叩き脱落、岡山も前半でスコアを1つ落とすなど伸ばしあぐねる中、頂点に立ったのはささき。6バーディ・3ボギーの“69”で回り切り、見事初優勝を掴んだ。
「自分ではまさか優勝するとは考えていなかった。昨晩はほとんど寝れず、朝も食事が喉を通らなかったです。1勝してもまだまだだと思うので、長くツアーで活躍できるようになりたい。ゴルフを始めたときは“私も殿堂入りしたい”と思った。いつか海外にいけるように頑張りたいです」と初めてのカップに笑顔がはじけた。
初優勝者が2人出る中、韓国出身の賞金女王経験者も2勝。幅広い層の選手がぶつかり合う日本ツアーらしい月となった。

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