8代目ゼクシィガール・新木優子が等身大の純愛映画『ぼくごは』を語り尽くす

写真拡大

瀬尾まいこのロングセラー恋愛小説『僕らのごはんは明日で待ってる』が、Hey! Say! JUMPの中島裕翔と新木優子の共演で映画化。監督からケ蕕犬襪里任呂覆役を自分の中に探してほしいイ塙陲欧蕕譴真渓斃セ劼砲箸辰董△海留撚茲呂匹鵑憤嫐を持つものだったのか。映画の魅力から自身の演技まで存分に語ってもらった。

―最初に台本をもらって読んだ時の感想を聞かせていただけますか。

じつは、台本を見る前に原作を読んでいたんです。映画のほうは原作とは違った結末の迎え方をするんですけど、それがすごく市井(昌秀)監督らしくて。なんかすごくほっこりするエンディングなんです。あとは、この映画って、壁ドンがあったりとか今どきの衝動的な描写みたいなものがなくて、二人の思い合っている気持ちを丁寧に描いているんですね。そこがすごく心に響く作品だなぁと思いました。

―今回演じたヒロイン・上村小春についてはどんな印象を持たれました?

小春は、とてもポジティヴで明るいんです。そこがすごく自分にも似ていたので、共感しましたね。高校生の頃から一人の人を一途に思うエネルギーを持っている、そういうところはすごいなぁと思いましたし。それでいて自分が秘密を抱えてしまっても、相手を思いやることができるんです。心の優しい女の子だなぁと思いました。


(C) 2017『僕らのごはんは明日で待ってる』製作委員会

―小春の役作りに関して監督とお話はされたんでしょうか。

一番最初の本読みの時にお話しさせていただきました。監督からは、セ笋斑翕隋瞥究董砲気鵑涼罎法△修譴召貍春と亮太がいるから、演じるのではなくて共通点を虫眼鏡で拡大して探してほしいイ辰童斥佞鬚い燭世い董自分とすごく似ているなと思っていたので、そういった部分では小春によりそって演じることができました。

―撮影の初めごろには中島さんと距離をおいていたようだったと聞きましたが。

最初はそうですね。お互いに人見知りなので、一枚壁を作ってしまったというか。でも、どういうふうに出たらいいのかを見てたのが裏目に出ちゃってただけだったんです。なので、気づいたら、自然と話すようになっていたし、一緒にいて緊張するような関係はすぐになくなりました。普通に一緒にいて落ち着くって関係にわりとすぐになったのかなと思います。


(C) 2017『僕らのごはんは明日で待ってる』製作委員会

―打ち解けるのに何かきっかけはあったんですか。

一番最初のクランクインした日ですかね。ちょうど節分で、その日のお昼が恵方巻だったんですよ。で、私が食べていたら、先に食べてメイクを直していた中島さんが話しかけてきたんです。あれって食べ終わるまでしゃべっちゃいけないじゃないですか。なのに、それをわかってて、あえてしゃべらせようとしてきて。それが大きかったかな。恵方巻に助けられました(笑)。

―中島さんとは役柄について話をされたりすることも?

二人でちゃんと話すというよりは、その場その場でイ覆鵑こういうのもいいねイ箸、イ海ΔいΦ離感がいいんじゃないかイ箸、イ海ΔいΔ笋蠎茲蠅肋春と亮太らしいねイ箸話していましたね。普段の二人のやり取りの中から生まれることが多かったです。自然と亮太と小春になっていた感じ。だからイ海海匹Αイ箸改まって小春と亮太について話す機会はあまりなかったです。私がイ△⇔実世辰櫃い放イ辰道廚辰燭蝓逆に中島さんに小春っぽいって言ってもらえることもありましたし。

―お話をうかがっていると小春を自然体で演じられたことがよくわかります。そんななかで、完全に役になりきれたシーンなどありましたか。

自然に演じていたけど、イ◆△海譴藁実世半春だイ辰討いΕ掘璽鵑ありました。亮太と小春が待ち合わせをしていて、今日はどこどこに食べに行こうというシーンです。二人で横断歩道を渡っている時に私がこけてぶつかるんですね。で、イい泙療召鵑世任靴苜イ澆燭い覆笋蠎茲蠅あるんですけど、あれはじつは私と中島さんの自然なやり取りだったんです。台本にはなくて、でもイ◆△海譟⊂春と亮太っぽいイ箸言いながらやり取りしてたんです。それが劇中で使われていて、びっくりしました。でも、本当にすごく小春と亮太らしいんです。自分で観てても小春と亮太ってこういう関係なんだろうなぁって。お互いの立ち位置みたいなものがあらためてわかったシーンでもありますね、あれは。


(C) 2017『僕らのごはんは明日で待ってる』製作委員会

―ハマリ役だったということなんでしょうね。逆に、演じていて難しいなぁと思ったシーンなどは。

屋上で自分の秘密を亮太に話すシーンがあったんですけど、そこは本当に複雑で。後ろを向いてしゃべっている時も、前を向いてしゃべっている時も、じつは涙声でしゃべっていたんです。演じていて、どうしても涙が出てきてしまって。抑えてはいるんですけど、撮影直前まで泣いててそれを止めて演じるみたいな感じで。悲しいというか、小春の気持ちを考えると、すごく苦しい。胸がぎゅっとなりましたね。

―じつは亮太の新しい恋人役の鈴原えみり(美山加恋)に嫉妬していたという話を聞きましたが。

なんで知ってるんですか(笑)。亮太とえみりちゃんが亮太の部屋でご飯を食べるシーンの撮影の日、私は一日撮影がなかったんです。でも、中島さんと加恋ちゃんが二人で撮影しているのは、総合スケジュールを見たらわかるんですね(笑)。小春と亮太が一緒にご飯を食べた部屋で、いまこうやって二人が撮影してるんだと思うとそわそわしちゃって、家から出られなかったんです。私、結構オフの日はアクティヴに外に出ることが多いんですけど、その日だけはもう出られなかったですね。もちろん、現場になんて行けないですよ。行けない、行けない(笑)。

―新木さんご自身について少しお聞かせください。新木さんにとって、この映画のカーネル・サンダースのような自分を元気づけてくれるものってありますか。

私がすごく元気がない、落ち込んでいる時は友達に元気をもらっているんです。撮影が詰まっていて大変な時も、なるべく外に出て友達とご飯を食べたり、会ったりしてるんです。そういったたわいもないいつものことをすることによって、満たされたり、リセットされたりできるんですよね。いつもそうやって友達に元気をもらっていますね。仕事の話なんて一切しなくて、どこのご飯がおいしかったとか、どこの服が可愛かったとか、本当にたわいもない話で元気をもらいます。

―普段モデルのお仕事もされてらっしゃいますが、女優との違いはどこにありますか。どんなふうに意識されてらっしゃるんでしょうか。

モデルのお仕事は自分を見せるというよりも、商品だったり何か見せるものがあって、自分だけでなくそれも見せるって気持ちでやっているんです。映画のお仕事は自分が何かするしぐさだったり、しゃべり方だったり、そういったものすべてが映像になって、そのまま作品になりますよね。そういった部分でも全然違うものだなぁといつも実感します。気持ちの面でもやっぱり全然違いますね。演じるというよりは何かを見せるのがモデルの仕事だったら、自分ではない誰かになりきってやるのが映像っていう感じです。


(C) 2017『僕らのごはんは明日で待ってる』製作委員会

―意識が違うとなると、切り替えは難しいのでは?

雑誌と映像ではスタッフさんの数も違いますし、現場の雰囲気もまったく違うので、そういったことによって、切り替えているのかな。映像の仕事向けに脳がどう切り替わるのか、自分でももう自然とやっていることなので、特に実感というのはないんですけど。

―女優としていくつかのお仕事を掛け持つこともあると思うのですが、その場合の切り替えも同じですか?

作品によってスタッフさんも全然違いますし、自分の中のどこにスイッチがあるのかもわからないんですけど、その時の作品に左右されないで撮影することが自然とできているんです。今年の夏は、三つの作品を一度に掛け持っていた時があったんですけど、ちゃんと切り替えることができていたんです。自分でも自分が不思議というか。でも、すべての作品にしっかりイ海Δい思いでやろうイ箸いΔ里ちゃんとあるので、自然とできているんだと思います。


(C) 2017『僕らのごはんは明日で待ってる』製作委員会

―これからどういう女優になりたいと思いますか。

いままでは誰かを目標にしてきてたんです。私は柴咲コウさんがすごく大好きで、女性としても、女優さんとしても、アーティストもやられていて憧れるんですよね。本当に多彩で素敵な方だなって思っていて、目標にもさせていただいていたんですけど、最近は自分が誰かにとって目標になれるような存在になれたらすごく素敵だな、と考えるようになってきていて。そのためにも、自分が今までやったことのないような役だったり、いろんなことにチャレンジしてみたいんです。もっともっと自分を磨いていけたらなと思っています。

―例えばどんな役を?

いままで、わりと普通の女の子を演じることが多かったので、なんかいじめっ子とか、ちょっと違う役をやってみたいですね。自分の殻を破る意味でも。そういった役を演じることによって、どんな自分の成長につながるのかというのも楽しみですし。

―最後になりますが、この映画の一番の見どころを教えてください。

最近のラブストーリーには、衝動的な恋愛というか、猪突猛進というものも多いですよね。このラブストーリーはすごく純愛というか、本当に日常を描いていて、リアリティ溢れる恋愛なんですよね。恋人らしい描写が少ない分、二人が触れ合ったり、抱き締め合ったりするシーンがすごく際立っていて。お互いのことを思い合っているんだなぁって感じ取れるシーンになっているんです。私も、初めてできあがった作品を観た時に、やっぱり二人が抱き締め合うシーンでキュンときました。本当に現実味が溢れていて、キュンが倍増するというか。いままでにないラブストーリーになったなぁって、そこが一番だと思いますね。


(C) 2017『僕らのごはんは明日で待ってる』製作委員会

YUKO ARAKI
新木優子 1993年12月15日、東京都生まれ。2014年よりファッション雑誌『non-no』の専属モデルに。2015年には『ゼクシィ』の8代目CMガールに抜擢。一躍注目を集め、以降『いつかティファニーで朝食を』(15〜16)、『家売る女』(16)など数々のドラマに出演する。2015年『風のたより』で映画初主演、2016年には『ラブラブエイリアン』でドラマ初主演を果たす。2016年には主演映画『インターン!』も公開。

新木優子が劇中と同じ上村小春役で出演した、映画主題歌 ケツメイシ『僕らのために・・・』

『僕らのごはんは明日で待ってる』
監督/市井昌秀
出演/中島裕翔、新木優子ほか
2017年1月7日(土)より、TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
http://bokugoha.com/