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2017年の年頭にあたり、レッドハットの代表取締役社長を務める望月弘一氏は、以下の年頭所感を発表した。

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2016 年は、ビジネスにおけるデジタル化が加速されたことにより異業種間の参入障壁が低くなり、これまで以上に多くの企業が新しい業界への参入検討を開始した年であったように感じています。今後は日本においても、業界を超えたさらなる競争の激化が予想され、ビジネスのスピードや柔軟性に着目したIT投資がますます重要になってくるものと考えています。

昨年はこうした環境を反映し、従来のRed Hat Enterprise Linuxやミドルウェアビジネスの堅調な見通しに加えて、Red Hat OpenStack Platformを主軸としたクラウドビジネスの本格的な拡大、企業 IT へのコンテナ環境の普及に向けたRed Hat OpenShift Container Platformによる新しいタイプのアプリケーションプラットフォームビジネス、また、Ansible Towerの投入によるITオートメーション/マネジメントの分野など、数多くの新しい事業領域で大幅なビジネスの拡大ができた一年でした。

2017 年は、これまで拡充してきた幅広いオープンソース製品とソリューションを駆使して、お客様のデジタルトランスフォーメーションに貢献できる提案を強化してまいります。その中でも特に注力をしていきたい分野は下記の領域です。

企業における投資効率の高いプライベートクラウドの実現とハイブリッドクラウド活用の促進

Red Hat OpenStack Platform 10による5年間サポートを皮切りに、一昨年投入したITオートメーションを実現するAnsible Towerを組み合わせることで投資効率の高いプライベートクラウド構築の実現とマネージドプライベートクラウド環境の拡大を促進していきます。加えて、パブリッククラウドとプライベートクラウドを効率良く組み合わせたハイブリッドクラウド環境の拡大を支援してまいります。

IoT、API マネジメント、エンタープライズモバイルの提案を強化

昨年レッドハットはAPI管理製品の3scaleを買収しましたが、国内でもAPIビジネスに参入してまいりす。さらに、企業において加速するモバイルアプリケーションの導入に向けてRed Hat MobileによるMBaaS(Mobile Backend as a Service)の提案を強化し、企業システムとの連携、IoTやAPIビジネスを組み合わせた企業のデジタルトランスフォーメーションの実現に向けたご支援を展開してまいります。

DevOpsの導入促進とコンテナプラットフォームのさらなる本番導入を強化

企業におけるデジタルトランスフォーメーションを実現するために多くの企業が DevOps のアプローチを導入しています。今年は、レッドハットが展開する DevOps ディスカバリーセッションの実施をさらに加速させ、企業における DevOps の導入促進を図り、かつ、その実践的な環境としてRed Hat OpenStack PlatformとRed Hat OpenShift Container Platformを組み合わせた本格的なシステム導入提案を促進してまいります。

加えて、これらを支えるRed Hat Enterprise LinuxをベースとしたIT基盤の構築、ミッションクリティカルなアプリケーション基盤としてRed Hat JBoss Middlewareの市場拡大も引き続き促進してまいります。

レッドハット株式会社の社長に就任し1年あまりを過ごしましたが、多くのお客様との会話、ご提案活動を通じて、これまでのIT業界での経験では感じることができなかった大きな可能性と破壊力を感じています。オープンソースは、もはやプロプライエタリなソフトウェア製品の代替ではなく、顧客のビジネスイノベーションを実現するためになくてはならないソリューションを提供しています。レッドハットは、日本のIT業界におけるさらなるオープンソースの普及・活用に邁進し、顧客、開発者、パートナー企業の懸け橋となり日本発のオープンイノベーションを加速させることに、引き続き貢献したいと考えております。

企業経営においては、これからも"オープンオーガニゼーション"の考え方に基づき、自由闊達な議論を促進し、社員がモチベーション高く働ける企業文化を大切にしていきたいと考えております。

本年も引き続きのご指導、ご鞭撻いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。