遠慮は無用!ストーブ鍋ごと独り占めできるスタイルも特徴的だ。

怒濤の忘年会ラッシュからお餅やおせち、新年会と続いて、この季節の汁モノは胃腸に嬉しい限り!

スープと具材を選んで自分好みにアレンジできる、ポトフ料理専門店『Joie(ジョワ)』の美味しさの魅力をお伝えしよう。



「すっきり牛骨スープのポトフ」(1,980円)お肉は「和牛すね肉」。
母の味にアレンジを加えた、この店でしか味わえない絶品ポトフ!

フランスの家庭料理として知られる「ポトフ」は、冬に食べたくなる料理として人気があるものの、なかなか通年で提供しているお店は少ない。しかし新宿にある『ジョワ』はポトフをメインに扱う専門店である。

オーナシェフの喜多川周治氏は、母がパリでお世話になった人から受け継いだレシピで作ったポトフが幼い頃から大好物だっという。そのレシピをアレンジし、ジョワのポトフを作り上げたという。



じんわりとカラダを温めてくれるコク深いスープ。
鍋ごとテーブルへ!スープと肉は好みをチョイス

3種類のスープと、3種類の肉からお好みの組み合わせを選ぶのが同店の注文スタイル。初めて訪れたならば、スタンダードな「すっきり牛骨スープのポトフ」に「和牛すね肉」を合わせて注文してみて欲しい。

まず注目すべきは透き通ったスープ。牛骨や牛すじをじっくり焼いて、香味野菜やハーブとともに8時間煮込み、グローブなど約14種類のスパイスを加えながら、丁寧にあくを取り、とにかく目を離さずに作られるジョワのスープは、コク深く、優しい味わい。最後の一滴まで飽きることなく、飲み干せてしまう。

またゴロッと入った桃豚を使用したソーセージや野菜も「THE ポトフ」と言える風格だ。それぞれ皮ごと蒸して、旨みを凝縮させてから切ってスープと合わせているため、野菜の食感は残しつつも、ほっくり柔らか。



こちらも人気の「パクチーのエスニックポトフ」(2,280円)には、牡蠣を合わせるのがおすすめ。牡蠣とスープの相性をよりよくするためワカメが隠し味として入れられている!

メインの食材は定番の「和牛すね肉」と「岩中豚のウデ肉」の他、本日のお肉として日替わりで「和牛ほほ肉」や「牡蠣」、「ラム肉」や「蝦夷鹿のすね肉」などが用意されている。(本日のお肉は+300円)

このストーブ鍋ごと、テーブルへ運ばれるというスタイルにもこだわりがある。ひとつの鍋をシェアして食べるとどうしても遠慮が生まれて、スープが冷めてしまうことが多い。また「自分はこの組み合わせがいいな…」と思っていてもひとつの鍋だと希望を言いにくいもの。ジョワならば、そんな心配は無用。自分の好きな組み合わせで、鍋を独り占めできて、最後までおいしくいただけるのだ!ひとつのポトフを頼んでシェアすることもできるが、ぜひ人数分のポトフを注文して「鍋独り占め」を楽しんで欲しい。


ポトフ以外のおつまみ系のメニューも美味しい!



写真左:フルーツとモッツァレラチーズのカプレーゼ 自家製鴨の赤ワインスモーク添え(780円)/写真右:「タコと季節野菜のレモンタブレ」(780円)
野菜メインのオードブルも絶品揃い!

ポトフを待つ間には、オードブルを楽しんではいかがだろうか?喜多川シェフのおすすめは、「フルーツとモッツァレラチーズのカプレーゼ 自家製鴨の赤ワインスモーク添え」だ。旬に合わせてフルーツを変換されるが、1月はイチゴを使用。酸味のあるバルサミコソースとイチゴ、モッツァレラチーズ、そして鴨肉。全てが口のなかで一体となって、絶妙なハーモニーを奏でてくれる一皿で、人気NO.1のオードブルである。

また「タコと季節野菜のレモンタブレ」にも注目。フランスの定番であるクスクスのサラダ・タブレを、レモン風味で提供するあっさりとしたサラダ。金時ニンジンとレディー大根など季節の野菜も味わえる。



胃を休めたいなら「ノンアルコールワイン ヴィンテンス 白」(680円)がおすすめ。

ポトフの量が一人ストーブ鍋をひとつ食べるスタイルなので、少量でも満足できる一品料理を提供するよう心がけているという。

カラダを温めてくれる鍋が恋しくなる寒い時期。ポトフ専門店『ジョワ』は、こだわり抜いた絶品スープと、極上のオードブル、そして喜多川シェフらがつくり出すほっこりとした店の雰囲気、その全てが訪れる人を優しく温めてくれるだろう。



「ポトフ」の雰囲気に合わせた世界観を演出したかわいらしい店内。



新宿御苑前駅から徒歩2分。ポンと灯った優しいライトが出迎える。