冬になるとイチゴが市場に数多く出回るようになる。てっきりイチゴの旬は今の時期かと思っていたら、もともとの旬は4−5月の春の時期。クリスマス需要を見込んだハウス栽培が盛んになったことで本当の旬とのずれが生じたようだ。そして「イチゴは真っ赤」というイメージも、昨今では崩れつつある。白やピンクのイチゴをよく見かけるようになったからだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 冬になるとイチゴが市場に数多く出回るようになる。てっきりイチゴの旬は今の時期かと思っていたら、もともとの旬は4-5月の春の時期。クリスマス需要を見込んだハウス栽培が盛んになったことで本当の旬とのずれが生じたようだ。そして「イチゴは真っ赤」というイメージも、昨今では崩れつつある。白やピンクのイチゴをよく見かけるようになったからだ。

 中国メディア・今日頭条はこのほど、淡色系のイチゴ品種の1つである「淡雪」を紹介する記事を掲載した。記事は、「淡雪」が伝統的な赤いイチゴとは異なり「透き通るような白い表面から淡いピンク色が透けて見える」とし、その様子を「まるで少女が顔を赤らめているようである」と形容した。

 そして、同品種を栽培にあたって開花後に間引きを行い、1つの花穂に3-5個の形の良い実を残す作業が行われると紹介。これにより、ピンク色に熟した実は1粒1粒がとても美しく、包装を開けた瞬間に濃厚な香りが広がるのであるとした。そして、口に含むと食味は非常に甘く、気高い香りと相まって「恋をしているかのような美妙な感覚になる」と伝えている。

 イチゴの果実は真っ赤だが、イラストなどではピンクが用いられることもある。「淡雪」はまさにそのピンク色だ。色の薄さに反比例するように強い香りと甘さを持っているというのは何とも不思議だ。中国のネットユーザーからは「やはり赤くないと食べたいという気にならない」、「赤いからこそ魅力的」、「熟していないみたい」といった意見が少なからず出ているが、一度実物を見て食べれば、その概念は簡単に覆されるだろう。

 燃えるような真っ赤な色も美しい。特に中国の人たちは好きだ。かたや日本人は、どちらかというとはっきりした色彩よりも桜のように淡い色を好む傾向がある。色彩感覚の微妙な違いも、淡色系のイチゴに対する日本と中国における反応の差を生む要因になっているのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)