テレビバラエティの黄金時代とは?

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1990年はテレビバラエティの黄金時代だといえるでしょう。ダウンタウン、ウッチャンナンチャンといったお笑い第三世代の番組がはじまり、さらにナインティナインや爆笑問題、くりぃむしちゅー、ネプチューンといった次の世代が現れました。そんな時代の熱狂を記した本が『1989年のテレビっ子』(双葉社)です。著者の戸部田誠は、もともとてれびのスキマ名義で、バラエティ番組のウォッチャーとしてブログを開設しており、ネットでは名の知れた人でした。

長い副題の意味は?

本書には「たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテレビマン、そして11歳の僕の青春記」という長い副題がついています。このタイトルに並んだ人物からわかる通り、すべてのタレントたちがテレビに次々と現れ、それぞれの城を築きあげてゆきます。『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の最終回で実現した通り、お互いははっきりと共演することなくテレビの中でそれぞれのフィールドを持ち活躍をしていきました。それだけテレビが巨大なメディアであったことがわかります。

取材なし

本書はタレント本人はもちろん、スタッフへの取材も行っていません。インタビューやコラムなどの膨大な文献資料にあたり、時代を描き出しました。その手法は、過去の音源に新たな光を当てるDJ的なセンスを感じさせます。