インスタントラーメン(即席麺)はお湯をかけたり、煮るだけで食べられる利便性の高さが支持され、今や世界中で食べられている。即席麺は日本生まれの食べ物だが、世界でもっとも消費量が多いのは日本ではなく、お隣の韓国だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 インスタントラーメン(即席麺)はお湯をかけたり、煮るだけで食べられる利便性の高さが支持され、今や世界中で食べられている。即席麺は日本生まれの食べ物だが、世界でもっとも消費量が多いのは日本ではなく、お隣の韓国だ。

 中国メディアの快報はこのほど、即席麺について「20世紀における偉大な発明の1つ」としつつ、1960年代に日本から導入された即席麺が韓国では今や国民食と呼べるほどに浸透していることを伝え、韓国人が即席麺を愛す理由を考察している。

 記事は、世界ラーメン協会の統計を引用し、2015年における韓国人の1人あたりの即席麺消費量は年72.8食に達し、1人あたり消費量が世界最多の国であることを伝え、韓国で即席麺が広く支持されるようになった背景には「朝鮮戦争」があったと指摘。朝鮮戦争の休戦後、経済が疲弊していた韓国では、食料不足の解決が喫緊の課題だったと紹介、1963年に日本から導入された技術で誕生したのが韓国初の即席麺である三養ラーメンであると伝えた。

 ラーメンは当初、韓国の食文化に馴染みがなかったため、三養ラーメンの売れ行きも低調だったが、辛いもの好きの韓国人消費者に合わせて麺に唐辛子粉を入れるなどの改良を行い、各地で無料試食会を行うなどのプロモーションも実施した結果、販売が伸びたと紹介。70年代には即席麺は韓国の食品市場で一定のシェアを獲得するまでになり、80年代には多くのメーカーが即席麺市場に参入し、市場が一気に拡大、90年代には韓国人にとって日常的な料理になったと論じた。

 韓流ドラマでも即席麺を食べるシーンが数多く存在するが、こうした描写は韓国でいかに即席麺が身近な食べ物かを如実に示していると言えよう。世界ラーメン協会によれば、韓国のラーメンは「スープが赤くなるほど唐辛子が入った辛いラーメンが主流」で、「ジ ャガイモの澱粉を混ぜたもちもちとした食感の太めの麺」が好まれる傾向にあるという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)