アルガンオイル、えごま油…美と若さにいいオイルの選びかた

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 タイガーナッツオイルにアルガンオイル、なんだかカッコいいけれど、本当のところ何に効果があるの?

 流行りだからと買ってみたものの疑問…というあなたに朗報。慶應義塾大学医学部教授で“オイルドクター”とも呼ばれる井上浩義氏が、辞書的な本を上梓されました。その名も『知識ゼロからの健康オイル』(幻冬舎)。

◆42種類ものオイルが…自分に合うのはどれ?

 パート1は、「悩み解消オイルが見つかる健康オイルカタログ42」。
 成分や栄養素、適した調理法や風味チャートまで、42種類のオイル別に記されています。すべてカラーで紹介されているので、常備しておくと便利です。

 パート2は、「いちばん体によいとり方&保存法」。

 オイルの正体は様々な脂肪酸だって知ってましたか?

 まず、摂りすぎに注意の飽和脂肪酸(バター、ラードなどに含まれる)と、体にたまりにくい不飽和脂肪酸に分けられます。

 不飽和脂肪酸はさらにふたつに分類されます。

 体内でも作られる一価不飽和脂肪酸(オリーブオイルなどに含まれる)と、体内では作られない多価不飽和脂肪酸(オメガ3=エゴマ油、アマニ油など、オメガ6=ゴマ油、アーモンド油など)です。

 単純に考えると多価不飽和脂肪酸を重視しそうですが、酸化しやすいのが欠点。そこで、本書は買う際のチェック項目をあげています。

●きちんと日光を妨げているか
オリーブオイル、オメガ3系のオイルの場合、遮光瓶に入っているものがベスト。

●直射日光が当たらない場所か
光に当たるとオイルは酸化していきます。売り場には直射日光や照明が当たらないように陳列されているのが望ましい。

 また、たいていのメーカーや輸入会社はオイル成分の資料を持っているということ。オイルの成分表記に疑問がある場合、直接問い合わせてみるのも手です。対応によって信頼できるメーカーかどうかわかるでしょう。

 ラベルに賞味期限や消費期限は書いてあるけれど、酸化を考慮すると鵜呑みにするのも心配ですよね。本書によると、「冷暗所保存で2〜3カ月で使い切るべし」とあります。

 また、アルミホイルを巻いて日光を遮断するのもひとつの知恵。見た目のオシャレ感はかなり削がれますが、棚にしまうぶんにはOKでしょう。

 パート3は、「体と油の基礎知識」。よい植物油をとれば生活習慣病や老化防止になります。

◆試してみたい、美と健康のオイル

 理屈はいいから具体的に美容と健康とアンチエイジングにいいオイルをおしえてくれよ、実名で頼むよ、とイライラしたあなた。

 42種類(実際はもっとあるそうです)のオイルそれぞれに利点があるのは承知の上で、同書の中から、私が興味を持ったものを手っ取り早くいくつかあげてみます。
※商品写真はあくまで一例、おすすめ商品という意味ではありません。

●エゴマ油、アマニ油
最近ではスーパーで見かけるようになったこの2種類は、ともにオメガ3がたっぷり。

●こめ油
酸化に強いので揚げ物に最適。オレイン酸やビタミンEも豊富です。

●アルガンオイル
抗酸化成分がオリーブオイルの2倍以上、美肌と老化予防に効果抜群。スキンケアやヘアケアで知名度を上げたオイルですが、食用もあります。

●月見草油
PMSや更年期障害のサプリメントとして耳にした方も多いのでは。植物油ではあまり含有量のないγ−リノレン酸が月見草油には豊富に含まれ、女性ホルモンの不調に効くとされています。

 単なる食用油として扱うのはもったいない。美容液を選ぶ要領で、オイルを選ぶのも一興であります。

<TEXT/森美樹>