(Patrick Connelly/Flickr)

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 人の心の知能指数や感情調整能力を表すEQ(Emotional Intelligence Quotient)。従来の知能指数(IQ)よりも、人間関係や仕事の成果に大きな影響を与えると言われています。

 米ジョージア工科大学の心理学博士・張怡筠(ツァン・イジュン)氏は、親として最も重要なのは、子供の良き「EQコーチ」になることだと指摘しています。EQに含まれる自信や共感、思いやりを持つこと、怒りを制御すること、人との摩擦をコントロールする能力など、様々な要素が子供の人生を左右するといいます。

 張氏は、親が子供のEQ能力を高める四つのポイントを指摘しています。

 1.子どもとうまくコミュニケーションを取る

 多くの親は、子どもとのコミュニケーションについて、一緒にゲームやおもちゃで遊んだり、テレビを見たりすることだと思っています。そういった媒体がなければ、子供とどうやって触れ合えばいいのか分からないという親も多いようです。最も良いコミュニケーションとは、やはり親子で色々とおしゃべりをすることです。おもちゃやスマホなどの道具は置いておいて、まずは話をして、子供のコミュニケーション能力を高めてあげましょう。

 2.子どもの感情を受け入れる

 子どもの感情に関心を持ち、受け入れてあげましょう。子どもは親の愛情を感じ、EQ能力が高くなります。子どもの感情を無視してはいけません。感情を無視された子どもは、自分や他人の感情を大事にすることができなくなります。

 3.優しく、しかし毅然として子どもをしつける

 子どもが間違ったことをしたら、厳しく言わなければなりません。ただし、感情的になったり、殴ったり、叱ったりするのではありません。冷静になり、なぜいけないのかを、子ども自身にも考えさせます。ルールを教え、きちんと教育することが大切です。甘やかすと、子供の教育によくありません。

 4.子どもが共感できる心を育てる

 他人の感情を思いやり、共感できるように導くことが重要です。多くの親は、「人の気持ちに共感する教育」をおろそかにしています。すると、子どもは自己中心的な人物になってしまいます。心理学者が言う「ジャイアント・ベビ―(外観は大人だが、心は赤ちゃんのまま)」の人間は、誰からも愛されない人間になり、幸せになりにくいでしょう。

(翻訳編集・紫蘇)