中国の90代夫婦の涙誘う病床での最後の対面が話題となっている。

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浙江省の馮さん(92)は、少し前に心臓を患い、寧波市■州人民病院(■は勤のへんにおおざと)のICU(集中治療室)に入院した。また、運の悪いことに馮さんの妻も少し前に大腿骨頸部を骨折しており、同病院に入院していた。浙江晩報が伝えた。

馮さんの容態はかなり深刻で多臓器不全のため、治療を諦めることを決めた。退院前、馮さんは病院関係者に、妻に一目合って手を握りたいと言う願いを伝えた。病院側は馮さんと妻を引き合わせるため、特例として対応することを決めた。

看護師の王艶芳さんは、「2人が再会した瞬間、まるでその場だけ時間が止まったかのように感じた。2人はお互いをじっと見つめると、馮さんの妻は夫の手を取り、しっかりと握り締めていた」とその時の様子を話した。

馮さんの妻は「私は大丈夫だから、良くなったら、会いにいくからね」と馮さんにしきりに話しかけていたという。そばでその様子を見ていた看護師の王さんは胸を打たれ、思わずその感動のシーンを携帯のカメラに収めたのだという。

馮さんは退院後、自宅で静かに息を引き取った。妻も退院して自宅へ戻ったが、この病院での対面が2人にとって最後となった。(提供/人民網日本語版・編集/TK)